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ウルトラマンティガ

基本設定

地上が闇で覆い尽くされていた超古代の地球に宇宙のどこからともなく現れ、闇の魔神を倒した光の巨人。

闇の魔神たちから人々を救った後は、魂と肉体を分離させ本来の光の姿となって星雲へと帰り、肉体を山の奥深くに隠されたピラミッドの中で石像に姿を変え、長い眠りについていた。

それから3000万年の時を経て、GUTS隊員のマドカ・ダイゴと一体化して復活を遂げた。

また、ティガの存在は「人々の願いに光が応え、この地上に遺わす地球の守護神であり、全ての人の中にも宿る神聖なる魂の光。その人の光と石像の巨人が一体となり、光の巨人は誕生する」とされている。

「ティガ(TIGA)」にはマレー語、インドネシア語で聖なる数字の「3」の意味を表す。

東北地方の超古代文明の遺物であるティガの地に残されていた光の見えないピラミッドの中に3体の石像が眠っていたが、他の二体がゴルザやメルバに破壊され、残った一体がダイゴと一体化することで変身できるようになった。

変身アイテム

スパークレンス

変身者

マドカ・ダイゴ

変身者について

GUTS隊員の23歳。

一人称は「僕」と「俺」の両方を使っているが、『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』では前者で統一されている。

超古代の英雄戦士の遺伝子を強く受け継いだ「光であり、人である」青年で、ゴルザとメルバが巨人像破壊のために日本の東北地方にある「ティガの地」の光のピラミッドを襲った際、巨人の石像の最後の一体と融合してティガに変身する能力を得る。

元々はTPC輸送部に所属していたが、3年前に地球外生命体に拉致されそうになったサワイ総監を救出したことから、その人柄の良さと勇敢な行動力を買われてGUTSに抜擢された。

しかし、元々はただの輸送部だったこともあり、レナたちのように養成所を出ているわけでもなく、ホリイやヤズミのような専門的知識があるわけではなかったことに対してのジレンマを抱いていたようで訓練では非常に苦労した模様。

それでも約半年間の訓練で、ガッツウイングの操縦技術や装備の使用方法などを超人的な集中力で修得。

生来の向上心と高い能力もあり、シンジョウやレナたちに匹敵する飛行技能を習得した。

明るくて温厚で、任務で不安を抱えていたレナにおちゃらけて不安を取り除こうとしたりする非常に優しい青年。

しかし、自由を奪う者に対しては容赦なく怒りを爆発させ、自分が正しいと信じたことについては仲間と論争してでも筋を通そうとする、内に秘めた強い情熱を持つ。

また、怪獣が現れてもすぐにウルトラマンには変身せず、自分も人間としてやれるだけのことをやってどうにもならない時に変身するため、怪獣が出現してすぐにウルトラマンに頼ろうとしたレナを諌める場面もあった。

最終回のガタノゾーア戦後、変身アイテムのスパークレンスは消滅した。

レナによる
「もうウルトラマンにはなれないね」
との言葉に対し、
「人間は皆自分自身の力で光になれるんだ」
と返した。

本作品のレギュラー放送終了後もティガは度々ウルトラ作品(テレビ・映画)に登場しているが、いずれも父親となったダイゴが変身するティガは一切登場していない。

マルチタイプの基本設定

ティガの基本形態。

体色は赤・紫・銀。

スピードとパワーのバランスが良く、多彩な光線技と格闘術を駆使した戦いを得意とする。

『THE FINAL ODYSSEY』では、カミーラの歪んだ愛を自らとレナとの純粋な愛で光に変えて身に着け、ティガブラストから完全な「光の巨人」へと進化した姿として登場する。

マルチタイプのポーズ一覧

マルチタイプの光線・技の一覧

ゼペリオン光線

マルチタイプの必殺技。

シリーズ中、最も多く使った。

両腕を腰の位置まで引き前方で交差させた後、左右に大きく広げて光を変換した破壊エネルギーを集約し、L字型に腕を組んで右腕全体から放つ白色の超高熱光線。

3タイプ主要必殺光線の中では最強の技であり、デラシウム光流の通じないリガトロンやゴルザ(強化)を倒している。

この技を使うためだけにマルチタイプに戻ることも何度かあり、GUTSメカの光線(第34・48話)や初代ウルトラマンのスペシウム光線(第49話)と同時発射で敵を倒したこともあった。

第44話の対イーヴィルティガ戦では、両手を胸のプロテクターに一旦添えてから放つことで敵の巨人像の体のみを消滅させて元のマサキ・ケイゴの姿に戻している。

この時の光線は前述のような白色光線ではなく、白色粒子状だった。

第5話の一回目は諸事情で不発(2回目で成功)、第11話ではエネルギー不足で発射できず、第30話では諸事情により未使用に終わり、第38話では敵に妨害された。

『大決戦!超ウルトラ8兄弟』ではスーパーヒッポリト星人を倒した。

ギガキマイラにも撃とうとするが不発に終わる。

『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』ではタイラント(SDU)に対し使用したが、吸収されてしまった。

『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』では謎の時空城を破壊した。

『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』ではゴーグアントラーを倒した。

ハンドスラッシュ

3タイプ共通の手裏剣状の速射ビーム光線を放つ光線技。

威力は低いが左右どちらの手でも連射が可能。

第27話ではオビコがわざと当たって絶命し、第37話では敵の宇宙船内の等身大戦でマノン星人(侍女)を倒している。

また、第23話では右拳をかざしてエネルギーを螺旋状に集約し、拳を突き出して放つタイプも使用しており、ティガフリーザーで2体のウェポナイザーを凍らせた後、これで敵の足元の地面を崩して2体を埋めた。

『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』ではタイラント(SDU)のバラバ鞭を切断し、勝利に貢献した。

ウルトラフィックス

左手から放つ敵に命中すると爆発する黄色の光のナイフ。

逃げようとする敵を金縛り状態にして完全に動きを封じる麻痺光線。

ギランボ、キュラノスを空中に静止させ、キングモーラットを宥めた。

ティガスライサー

胸のプロテクター部分から発するエネルギーを大型のカッター光線に変え、両腕を伸ばして発射する切断技。

宿那鬼の首と刀を纏めて切断した他、ガルラにも使ったが、効かなかった。

タイマーフラッシュ

胸のカラータイマーから光エネルギーを放射する技。

ギランボの分身体を消滅させた。

タイマーフラッシュスペシャル

カラータイマーを中心にして全身から光エネルギーを放射するタイマーフラッシュの発展技。

光に弱いアボルバスと、夢が実体化した怪獣バクゴンを倒した。

第33話でも使用しようとしたが、敵の攻撃で妨害された。

セルチェンジビーム

ティガクリスタルに手を添えて発する金色の還元光線で、怪獣を細胞単位で縮小させて狂暴性を失わせる反面、エネルギーを極限まで消費するため多用は不可。

ホリイ曰く、神のなせる業。

キングモーラットを元のモーラットに戻したが、メタモルガには吸収されてしまった。

マルチ・スペシウム光線

初代ウルトラマンおよびウルトラマンジャックのスペシウム光線と同じポーズで放つ青い光弾状の光線。

イルドにダメージを与えたが、星人の塔(イルドの塔)の中に人質として捕らえられている人々にまでダメージが同調してしまった。

初代ウルトラマンのスペシウム光線と同等の威力を持つ。

『新世紀ウルトラマン伝説』でも同じポーズで光線を放っているが、この時はゼペリオン光線と同じエフェクトであった。

クリスタルパワー

『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』で、希望を捨てない人々の光が集まって誕生したティガが使った技。

クィーンモネラによって活動を停止されたダイナに、額のティガクリスタルから光のエネルギーを与えて蘇らせた。

ウルトラダブルスライサー

『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』で使ったダイナとの合体技。

ティガのハンドスラッシュとダイナのビームスライサーを同時に撃つ。

TDスペシャル

『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』で使ったダイナとの合体技。

ティガのゼペリオン光線とダイナのソルジェント光線を同時に撃ってクイーンモネラを倒した。

スカイタイプの基本設定

ティガの俊敏形態。

体色は青紫・銀。

実写作品で初めて登場した青いウルトラマンである。

テレビシリーズでの登場回数は11回。

スピードやテクニックに優れ、飛行する相手や身軽な相手に対して、俊敏さを活かしたスピーディーな格闘戦や空中戦では真価を発揮する。

その反面、持久力やパワーがやや欠けてしまうことや水中戦・接近戦が苦手なのが欠点なため、高い防御力で力押ししてくる相手を苦手とする。

スカイタイプのポーズ一覧

スカイタイプの光線・技の一覧

ランバルト光弾

スカイタイプの必殺技。

両腕を胸の前で交差させたあと瞬時に水平に伸ばしてから上にあげて超エネルギー・ランバルトを集約し、両手を左腰に置いてから、爆発力の高いエネルギー光弾(光の矢)を右腕で投げ付けるように素早く撃つ。

第7話では光線タイプを使用し、ぶつかり合ったレギュラン星人の光線を押し戻して倒した。

ゲーム作品『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』では、一度に5発連続で放っている。

映画『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』では、ゴーグアントラーに牽制として放っている。

ハンドスラッシュ

3タイプ共通の手裏剣状の光弾を放つ光線技。

威力は低いが、マルチタイプ以上に高速で放ち、左右どちらの手でも連射が可能。

第7話でレギュラン星人の光弾を相殺する際に使い、第13話でレイビーク星人の宇宙船の破壊光弾発射部分を破壊して使用不能にした。

ティガ・フリーザー

右手から相手の頭上に冷凍光線を放って爆発させ、落ちてくる超低温の冷気で凍らせてしまう技。

この技を使うためだけにスカイタイプになることもあり、キリエロイドやウェポナイザー、メタモルガに使った。

パワータイプの基本設定

ティガの剛力形態。

体色は赤・銀。

テレビシリーズでの登場回数は22回。

打撃力や防御力を兼ね備え、凄まじい怪力を活かしたパワフルな肉弾戦や水中戦を得意とする。

その反面、スピードや命中率を犠牲にしてしまうのが欠点で、素早い相手を苦手とする。

パワータイプのポーズ一覧

パワータイプの光線・技の一覧

デラシウム光流

パワータイプの必殺技。

両腕を左右から上にあげ、胸の前に高密度に集めた超高熱の光エネルギー粒子を光球にして相手に放ち、変化させた破壊光線によって敵の生体組織を破壊し、爆発させる。

第12話ではミラクルバルーン光線で捕えたレイロンスを縮小させて海に戻すために使い第15話ではガゾートIIの光弾を受け止めてデラシウム光流に変えて投げ返すという変則技を見せている。

しかし、通用せずに跳ね返されたり(第4・51話)、吸収されて無効化されたり(第18話)、諸事情により使用をためらったり(第9・12・43話)、2発目でようやく決めたこともある(第12・36・43話)。

『決戦!ウルトラ10勇士!!』ではダイナ(ミラクルタイプ)のレボリウムウェーブ・ガイア(スプリーム・ヴァージョン)のフォトンストリームとの同時攻撃でファイブキング(エタルダミー)を倒した。

ゼペリオン光線

マルチタイプの必殺技をパワータイプで使ったもの。

デラシウム光流のエネルギー集約ポーズを取った後、L字型に手を組んで発射する。

光線の色はオレンジ色。

第51話の対ガタノゾーア戦で使用するも、効果が無かった。

マルチタイプのものとの効力や破壊力の差は不明。

ハンドスラッシュ

3タイプ共通の手裏剣状の光弾を放つ光線技。

威力は低いが左右どちらの手でも連射が可能。

目から光線を連発するレイビーク星人(ボス)に一発喰らわせて宇宙船へ追い込ませ、ガタノゾーアの鋏状の手からの攻撃を食い止めた。

ミラクルバルーン光線

両手から多量の光の泡を放射し、シャボン玉のような膜の中に相手を閉じ込めて投げ飛ばし、元の姿に戻す。

レイロンスに使った。

エネルギー集約ポーズはデラシウム光流と同じ。

ティガ・ホールド光波

両手の間にネット状の光エネルギーを発生させ、そこから敵のエネルギーを無力化する特殊な光球を放つ。

エノメナの瞬間移動能力を封じた。

対ビザーモ戦では敵の放った電撃を受け止めて撃ち返し、ダメージを与えている。

グリッターティガの基本設定

最終決戦でガタノゾーアの“闇の力”に敗れ、石像に戻ってしまったティガが、世界中の子供たちとレナの「光」と一体化して蘇った最終形態。

外観は、登場直後の一瞬だけ全身が金色に輝くのみで、マルチタイプと同一の体色である。

ガタノゾーアと闇の眷属を打ち破り、闇に支配された地球を救った。

『THE FINAL ODYSSEY』では、デモンゾーアに倒されたティガがルルイエの遺跡で超古代の光の巨人の石像やレナからの光と一体化し、全身黄金色のグリッターティガになった。

こちらは超古代のウルトラ戦士それぞれの優れた超能力が結集していることから、あらゆるシチュエーションでパワフル、かつスピーディな戦いをすることが出来る。

体を覆う光グリタリングシールドは敵のあらゆる攻撃を跳ね返す。

グリッターティガのポーズ一覧

グリッターティガの光線・技の一覧

グリッターゼペリオン光線

グリッターティガが使うゼペリオン光線の強化版で、通常のゼペリオン光線の何倍の破壊力を持つ。

最終話にてガタノゾーアに大ダメージを与えた。

タイマーフラッシュスペシャル

グリッターゼペリオン光線に続いて発射し、ガタノゾーアに止めを刺したタイマーフラッシュの強化版。

グリッターボンバー

敵を一撃で吹き飛ばす威力の衝撃波を伴う技。

両腕を外回りに回転させながらカラータイマーに光のエネルギーを集めてパンチを繰り出すことで金色の螺旋状の衝撃波を生み出し、ハンドスラッシュの数倍の破闘力を持つ、ガタノゾーアを吹き飛ばした。

グリッターバニッシュ

グリッターボンバー同様、上記と同様のポーズを取ってカラータイマーに光のエネルギーを集め、同様の金色の螺旋状の衝撃波をキックと共に放つ技。

劇中ではガタノゾーアへ繰り出した。

ゼラデスビーム
(グリッターサプラル)

『THE FINAL ODYSSEY』で使った必殺光線。

両腕を胸の前で交差させた後、グリタリングシールドを超破壊光線に変えて発射する。

デモンゾーアの体内で発射し、体内から爆破(撃破)した。

ティガダークの基本設定

ブラックスパークレンスで変身した闇の巨人としてのティガ本来の姿。

光ではなく闇の存在としてカミーラたちと暴れまわっていた時の姿。

闇の巨人の中で最強の闇の巨人だったが、光の人として闇の力を否定するダイゴが変身したことで、その力を十分に発揮できなかった。

体色は黒・黒銀。

ティガダークのタイプチェンジに必要なアイテム

ブラックスパークレンス

ティガダークのポーズ一覧

ティガトルネードの基本設定

ティガダークが闇の戦士ダーラムの必殺技・ファイアマグナムの炎の力を光に変えて吸収し、進化した姿。

パワータイプに相当するが、完全に能力を発揮できない。

体色は黒・黒銀・赤。

パワータイプと同様にデラシウム光流を放つ。

ティガトルネードのポーズ一覧

ティガトルネードの光線・技の一覧

デラシウム光流

パワータイプと共通の必殺技。

ダーラムを一撃で粉砕した。

ハンドスラッシュ

連射可能な手裏剣状の光弾。

光線エネルギーを変えたものであり、左右どちらの手でも放つことが出来る。

対ヒュドラ戦にて3連射したものの、全てかわされた。

ティガブラストの基本設定

ティガトルネードが闇の戦士ヒュドラの必殺技・ヒューガストのスピードを吸収し光に変えて進化した姿。

スカイタイプに相当する能力を持つが、こちらも不完全な状態である。

体色は黒・銀・赤・青紫。

スカイタイプと同様にランバルト光弾を放つ。

デザインはマルチタイプとほとんど同一だが、本来銀色・金色の部分がそれまでの黒銀色のままである。

ティガブラストのポーズ一覧

ティガブラストの光線・技の一覧

ランバルト光弾

スカイタイプと共通の必殺技。

ヒュドラを一撃で粉砕した。