ウルトラマンコスモス
基本設定
「奇跡の光」とも呼ばれる宇宙からやって来た神秘の巨人。
争いを好まず、相手を傷つけずに友好関係を築くことを望んでいるが、凶悪で卑劣な者に対しては果敢に立ち向かう戦士である。
『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』でバルタン星人を追って地球に飛来し、ムサシと知り合う。
事件解決後、宇宙に帰るが、カオスヘッダーが地球に出現した際に再び地球に現れ、ムサシと一体化する。
著しく活動エネルギーを消耗すると、全身が半透明状態となる。
絶体絶命の危機に瀕した際には一体化しているムサシを強制的に分離することもあり、本編の中盤と終盤と映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』において三回自身が倒される直前にムサシを分離している。
いくつかのモードを使い分けるが、テレビシリーズでは怪獣の沈静化を目的とするルナモード、邪悪な敵を倒すコロナモード、ルナとコロナの両方を併せ持つエクリプスモードが主に登場する。
コスモスのモードチェンジは『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』で見られたタイプチェンジにあたるが、コスモスの場合、戦略・状況のために行われた過去のタイプチェンジとは異なり、モードチェンジによって戦闘目的そのものが変わる。
また、コロナモードやエクリプスモードにモードチェンジすると掛け声が野太く力強いものに変わるのも特徴である。
コスモスのデザインはモードチェンジによって(ルナ・コロナ・エクリプスでは[注釈 7])頭部デザインまで変わる。
基本形態のルナモードには頭部に手が加えられておらず、一見トサカにあたる部位がやや長大であること以外は初代ウルトラマンと同様に見えるが体色は青・銀のカラーリングであり、その点が特殊である。
コロナモードは平成3部作のウルトラマン同様に頭部を削減したもので、体色はメインが赤・銀でアクセントとして青が入っており、模様は左右非対称である。
エクリプスモードも頭部が変化し、体色は赤・青・金・銀の非常に派手なカラーリングになっている。
また、エクリプスモードはカラータイマーの外部が金色に変化している。
主人公ウルトラマンとしては初めて基本形態のカラーリングが青であった。
変身アイテム
変身者
変身者について
SRC宇宙開発センターの宇宙パイロット候補生で、少年時代にウルトラマンコスモスと出会って真の勇者を目指している。
1990年生まれの19歳。
旧名は五十畑ムサシ。
カオスヘッダー襲来時にコスモスと再会して一心同体となった後、リドリアスをおとなしくさせるために単身立ち向かった勇敢な行動を評価されてヒウラにスカウトされてTEAM EYESに入隊する。
社交的で明朗快活な性格だが、時に失言を発してしまい、顰蹙を買うこともしばしば。
人類と怪獣や地球外生命体との共存というEYESの使命を全うしようと懸命に任務に取り組むがその分無茶をし、窮地に陥ることも少なくないが、最後まで奇跡を信じあきらめない自身の行動は今まで現実だけを見がちだった他の隊員たち(特にフブキ)にも始めはあきれながらも次第に感化されるようになる。
しかし怪獣保護に対する理想と現実に苦悩することもあり、第28話ではEYESの怪獣保護の姿勢が世間から認められていないと焦り「怪獣を守る力」を求めるあまりエリガルを死なせてしまい、第32話ではSRCが開発途中だったドリームスリープの完成に鏑矢諸島の怪獣たちを実験台にすることに終始反対しヒウラの命令に背いて前線に出たこともある。
後半以降はコスモスと一心同体と知ったカオスヘッダーや様々な侵略者たちに直接襲撃される回数も多かったが、それらの困難を乗り越えて成長していった。
最終章で、カオスヘッダーが「心」を持ったことに気付き、コスモスを含む周囲が決闘に望もうとする中、ただ一人その姿勢に疑問を持ち続け、カオスヘッダーも救おうと決意。
コスモスやEYES、リドリアスら怪獣たちと共にカオスヘッダーの心から憎しみと怒りを取り除いて、救うことに成功。分離したコスモスからも「真の勇者」になったと認められ、コスモスと涙を流しながら別れた。
ルナモードの基本設定
変身直後の青と銀を基調としたコスモスの基本形態。
ウルトラマンの「優しさ」「慈愛」を体現する「月の優しき光のごとき、慈愛の巨人」のモード。
防御力・持久力に優れ、太極拳のような体術を見せる。
相手を攻撃することなく、敵の力を受け流し、拳を握らず平手で怪獣と対峙するのが特徴。
『ウルトラマンサーガ』ではハイパーゼットンと対峙した際もルナモードを使用。
この理由は画コンテ集で明らかになった内容として、ハイパーゼットンはカオスヘッダー0を吸収していて、ウルトラマンコスモスはカオスヘッダー0の救出のために参戦するという内容だった名残である。
『ウルトラゼロファイト』では、ウルトラマンダイナ・ミラクルタイプの力と共にルナミラクルとしてウルトラマンゼロに与えられた。
ルナモードのポーズ一覧
ルナモードの光線・技の一覧
- フルムーンレクト
凶暴化した相手を鎮める興奮抑制効果を持つ「慈愛の光」で、ウルトラマンコスモス ルナモードを象徴する光線。
両手を斜め上に揚げた後、右の手のひらを前に突き出して放つ。
攻撃技ではなく、相手の感情を静めて大人しくさせる興奮抑制光線である。
実体を持たない相手(第18話の戀鬼、第54話のタブリスの分身)や、心を持たない相手(第16話のカオスジラーク、第29話のカオスヘッダー・メビュートの化けていたカオスエリガル)には効かなかった。
ゲーム作品『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』ではEXゴモラに改造・強化されたゴモラを浄化させたのと同時に元の姿に戻した。
『ウルトラマンサーガ』ではグビラやゴメス(S)に使用して大人しくさせた。
- ルナ・エキストラクト
右掌を前に突き出して放つ、怪獣に取り憑いたカオスヘッダーを切り離す眩い光。
第5話でカオスヘッダーが無機物(ゴミ)に取り憑いて怪獣化したカオスバグには効かなかった。
カオスヘッダーは進化してこの光線への耐性を身につけていき、第28話のカオスヘッダーに取り付かれたエリガルに至っては効かなくなった。
それ以降は、エクリプスモードのコズミューム光線を使うようになった。
- ネットトラック・ボックス
右掌を前に突き出して放射する、相手の体にエネルギーで作り出した光の網を被せて動きを抑制する光線。
劇場版第1作におけるバルタン星人との宇宙戦闘で使ったが、敵のドライクロー光線に相殺された。
- コスモ・リアライズ
右掌を前に突き出して放つ、物質の元素固定化をさせる光線。
第11話でEYESがベニヤ板に描いたムラノクラフドン幼体の絵を三次元投影から組成を仮定し元素固定化させ、大昔に別れた自分の子供を探していたムードンに会わせることで、その思いを遂げさせて成仏させた。
この元素固定は不安定で短時間しか効果が無い。
- ルナストラック
右手を前に突き出して放つ破壊ビーム。
破壊力は低いが、ルナモードの数少ない攻撃用光線技の一つ。
第12話ではバーニングミサイルに使用されたが、ミサイルの迎撃システムの光線に相殺された。
第13話ではワロガのアームスショットと相殺した。
第14話ではワロガの化けた球体に使うも効果無し。
第25話ではグインジェに分離されてかわされた。
『ウルトラマンサーガ』では、ハイパーゼットン(ギガント)の暗黒火球を撃ち落として子供たちやチームUを守るために使用したが、数発は防いだものの撃ち落とし切れなかった。
- エナジーシュート
右掌を前に突き出して放つ、相手に高エネルギーを与える光線で攻撃技ではない。
第20話で高エネルギーを求めて現れたボルギルスに700年分の高エネルギーを与えておとなしくさせた。
- コスモフォース
右掌を前に突き出して放つ、相手の傷ついた体にエネルギーを与えて蘇生させる光線。
第30話で傷ついたリドリアスにエネルギーを与えた。
- ルナポーション
右掌を前に突き出して放つ、瞬間移動光線。
第8話で、インキュラスによって眠ったまま目覚めなくなったアヤノの夢の中に侵入した。
第34話で活動を停止したレイキュラを元の海底に戻した。
- コスモシュートレス
右掌を前に突き出して放つ、攻撃無力化光線。
第45話で防衛軍がプレジャーパークに発射したミサイルや弾丸を一斉に無力化させた。
- ルナサスペンション
両手を前に突き出して放つ、吸引光線。
第45話でコスモシュートレスで無効化したミサイルや弾丸を吸引して集め、防衛軍に突き返して引き下がらせた。
- コスモ・リダクター
両手を前に突き出して放射する、縮小光線。
第4話でイゴマスを縮小化させた。
- コスモシャワー
両手を前に突き出して放射する消火ビーム。
第12話でイフェメラの周囲の大規模な山火事を鎮火した。
- ルナレインボー
両手を前に突き出して放つ、七色の分離光線。
第16話でカオスジラークに取り込まれた少女・茜を分離させた。
残されたカオスジラークは消滅した。
- コスモ・カウサー
両手を前に突き出して放つ、物体や生物を元のサイズに戻す復元光線。
第17話でギギに縮小された人々を元に戻した。
また、第44話でギギ・ドクターの光線銃で巨大化したクレバーゴン・ジャイアントを元のクレバーゴンに戻した。
- トランスバブル
両手を前に突き出して放つ、相手を泡状のエネルギー球に包み込む光線。
第27話でザランガを包み込んで海に運んだ。
第54話のタブリスの分身には効かなかった。
- フィールウォーマー
両手を前に突き出して放つ、感情に訴えかける光線。
第35話でラグストーンが吸収した人間たちの感情に訴えかけ、敵を内部から崩壊させた。
- ムーンライトシャワー
両手を前に突き出して放つ特殊光線。
第57話でグラルファンの扉のカードを開いた。
- ルナコールド
両手を合わせて放つ、低温ガス。
第27話でザランガを冷やした。
- ピンポイントクロス
左手に十字型の光弾を作り出し、それを絆創膏のごとく相手に貼り付ける。
第55話でガモランIIのバイオコントローラーを封じた。
- ラミーサプレー
額のムーニースポットから発射する、回復光線。
第22話で弱っていたパラスタンにエネルギーを与えた。
- ルナファイナル
最終話でミラクルナモードになることで力を取り戻したコスモスがカオスダークネスに放った、青い神秘の光線。
人間の心を知ったカオスヘッダー(カオスダークネス)に対して、フルムーンレクトの照射を続けて心に訴えかけ、最後にこの光線を注ぐことで、憎しみの心を浄化してカオスヘッダー0に変化させた。
- フルムーンフラッシャー
(フルムーンクラッシャー) 浄化エネルギーを集めた右掌を突き出して放射し、そのまま突撃して邪気を払う浄化技。
『ウルトラマンサーガ』で使用し、ハイパーゼットン(ギガント)の背中の発光部を一つ潰した。
- ムーンライトスマッシュ
右手を前に突き出して放つ、超高熱の必殺光線。
『ウルトラマンサーガ』で使用し、ハイパーゼットン(イマーゴ)に向けてウルトラマンゼロのワイドゼロショット、ウルトラマンダイナのソルジェント光線と同時攻撃として放つも、ハイパーゼットンアブゾーブによって吸収・増幅して撃ち返され逆に大きなダメージを受けてしまった。
コロナモードの基本設定
宇宙の秩序を乱す邪悪な敵やロボットのような意思と自我のない敵と対峙する際にルナモードからタイプチェンジする。
ウルトラマンの「力」「強さ」を体現した「太陽の燃ゆる炎のごとき、戦いの赤き巨人」の超戦闘モード。
パンチやキック、チョップなどを用いた格闘戦に秀でており、強大な戦闘力を発揮するが、激しくエネルギーを消耗するため、長時間の活動は不可能。
『ウルトラゼロファイト』にてルナモードと同じく、コロナモードの力もウルトラマンダイナ・ストロングタイプの力と共にストロングコロナとしてウルトラマンゼロに与えられた。
『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』では、映像上の描写はなかったがエクリプスモードからモードチェンジした。
コロナモードのポーズ一覧
コロナモードの光線・技の一覧
- ブレージングウエーブ
頭上に揚げた両腕を胸の前で回転させて気を集め、両手を突きだすとともに帯状に超高熱火炎の「圧殺波動」を放つ。
ブレージング・バニッシュという変形型もあり、第19話で使用された。
第7話では諸事情により未使用に終わった。
『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』では謎の時空城を破壊した。
- ネイバスター光線
両腕に宇宙エネルギーを集結させ、L字型に組んで放つ破壊光線で、コロナモード最強の光線技。
この技で数多の敵を撃破している。
第22話・26話では発射ポーズが異なっていた。
第35話のラグストーン、第61話のヘルズキング改には効かなかった。
最終回ではエネルギーが足りず、発射出来なかった。
他にも『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』ではエタルガーに使用したが、驚異的な防御力にはまったく効かなかったなど、防がれることも少なくない。
- プロミネンスボール
コロナモードの必殺技。手の先に「気」を集め、光線エネルギーを超高熱のエネルギーボール[39]に変えて投げつける超破壊弾。
第8話でインキュラスを倒した。
- コロナエキストラクト
生物からカオスヘッダーを切り離す力を持った光線で、両手を突き出して放つ。
ルナ・エキストラクトと効果は同じだが、より強力なカオスヘッダーを切り離すことが可能。
第15話でカオスジェルガからカオスヘッダーを分離させた。
また、第28話ではフルパワーで発射してエリガルからカオスヘッダーを分離させたが、エリガルの体がその負担に耐え切れずに死んでしまった。
それ以降はコズミューム光線を使えるエクリプスモードに変身出来るようになったこともあり、一度も使っていない。
- ハンドドラフト
右手の先から発射する、緑色の矢尻形エネルギー弾。
威力は高くはないものの連続発射が可能で、敵の弱点をピンポイントで攻撃する。
左右どちらの手からでも発射できる。第7、26、35、38話で使用。
- シャイニングフィスト
右の拳を突き出して連続発射する楔型の破壊光線で、相手の弱点を突くピンポイントの攻撃において効果を発揮する。
第14話でワロガにダメージを与えた。
- サンダースマッシュ
エネルギーを両手の間でスパークさせ、宇宙に向かって「気」を送ることで、天空に発生させた猛烈な稲妻を敵に落とす荒々しい技。
通常の光線技が効かない戀鬼に対して使用し、大きなダメージを与えた。
- コスモ・カウサー
七色に輝く還元光線で、一定のポーズを取った後、両掌から照射する。
劇場版第1作で、自爆したネオバルタンを元のバルタン星人の姿に再生した。
エクリプスモードの基本設定
カオスヘッダー・メビュートに敗れ光を失ったコスモスが、ムサシの「勇気」と金環日食の光の中で再度ムサシと一体化することによって復活した、ルナとコロナの両方の力を併せ持つスタイル。
ルナの「優しさ」とコロナの「強さ」にムサシの「勇気」を体現した「太陽と月が重なる金環日食の溢れるフレアのごとき、神秘の巨人」のモード。
同時に邪悪の撃破と怪獣の浄化を行うことが可能。
光線技なども多彩である。
ルナモードからコロナモードを経てチェンジしなければならないため、活動時間は最大約1分が限界となる。
また、ムサシと一体化していない状態では変身していない。
第30話で初登場し、後半戦で多く登場した。
劇場版第2作ではこのモードに直接変身し、劇場版第3作ではスペースコロナモードからチェンジした。
エクリプスとは日食の意。
エクリプスモードのポーズ一覧
エクリプスモードの光線・技の一覧
- コズミューム光線
エクリプスモードの必殺技。
両腕をクロスして溜めた宇宙エネルギーを右腕から放つ「優しさ」と「強さ」を併せ持った万能光線。
ネイバスター光線以上の威力を誇る。
カオスヘッダーなどの邪悪な力のみを排除する光線なので、カオス怪獣の体内にいるカオスヘッダーだけを倒すことなども可能。
ただしその能力を使うためには信頼の心が必要である。
第31話では一点集中型のピンポイントショットを使い、カオスクレバーゴンのバイオチップに取り憑いたカオスヘッダーだけを倒した。
第43話では分散させて使ってネルドラント・メカレーターの体内のメカを消滅させたが、ノワール星人の無理な改造によるネルドラントのショック死は防げなかった。
第46・50話では、毒素に苦しむキュリア星人やバデータから毒素を消し去った。
第55・61話、劇場版第2作では破壊光線として使用。
『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』ではエタルガーに偽りの記憶を光線を浴びて植え付けられていたアレーナに使用し、呪縛から解放させた。
- エクリプスブレード
両腕で破壊エネルギーを集め、三日月型の破壊光刃を発射して邪悪なエネルギーを砕く光線。
第40話のカオスウルトラマン、第62話のカラミティにダメージを与えたが、第64話では素手で防がれた。
第51話ではカオスマザルガスからカオスヘッダーを追い出した。
通常の攻撃技としても使用可能で、第53話のノワール星人の円盤や劇場版第2作のスコーピスを粉砕している。
- エクリプススパーク
気を腕に集中させて相手の弱点めがけて右手先から放つ矢尻型の光線で連続発射が可能。
敵を痺れさせてダメージを与える衝撃波タイプと、威力は低いが連続発射が可能な矢尻型光線形タイプがある。
前者は第33話で、後者は第60話、64話、劇場版第3作で使用。
第60話のカオスウルトラマンカラミティ(1戦目)には弾き返され、コスモス自身がダメージを受けてしまった。
- エクリプス・ブローショット
両腕を広げて気合を溜め、全身から上空に向かって強力な光エネルギーを放出する技。
上空にいるスコーピスを倒した。
- エクリプスポーション
両手を前に突き出して放つ、瞬間移動光線。
第54話で佳奈を朋友島へテレポートさせた。
- サスペンドショット
両拳から放つ、青くスパークする電撃状の停止光線。
劇場版第3作でグローカーボーン2体の動きを止めるも、ウルトラマンジャスティスのジャスティスリムーバーで無効化された。
- 細胞組織変化能力
第63話で使用した能力。
ゴールデンライトバリアでカオスエリガルIIのガスを押し戻すと同時に、怪獣の細胞組織を変化させてガス噴出腺を塞ぐ。
ミラクルナモードの基本設定
カオスダークネスとの最終決戦で力が残り少なくなりピンチになったコスモスに、優しさ、強さ、勇気を知り、「カオスヘッダーを救いたい」と想うムサシが「真の勇者」となって輝石の力で一体化して変身した「本当の愛の巨人」で、奇跡の輝くルナモード。
その光が消えた時、コスモスは力を取り戻した。
最終話のみ登場。
ミラクルナモードのポーズ一覧
スペースコロナモードの基本設定
『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』および『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』に登場。
コスモスの宇宙空間での活動や戦闘に最適化したコロナモードの宇宙タイプ。
スピード技とパワーに優れている超戦闘モード。
瞬間移動術や空間停止能力など、「気(ウルトラ念力)」で能力を100パーセント生かす、コスモス本来の超能力が扱いやすいスタイルでもある。
体色は青紫と銀。
『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』で再登場するまで、コスモスのモードで唯一、ムサシと一体化した状態では変身していないモードでもある。
スペースコロナモードのポーズ一覧
スペースコロナモードの光線・技の一覧
スケルトンコロナモードの基本設定
別名ファントムコスモス。
スコーピスがサイパンに襲来した際にムサシが白日夢で見たコスモスの幻影で、実在のモードではない。
スケルトンパンチとスケルトンスピンキックでスコーピスを蹴り飛ばし、ブレージングウェーブを放つ体勢に入ったところでムサシが我に返り、幻もかき消えた。
スケルトンコロナモードのポーズ一覧
フューチャーモードの基本設定
『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』で登場。
光量子的空間を漂っていたムサシが仲間たちの「未来への可能性、夢を信じる心」で復活し、コスモスに未来を掴むための新たな光・フューチャーエナジーを与えて、グローカーとの最終決戦に挑んだ時のスタイル。
「優しさ」「強さ」「勇気」に「希望」を体現した「未来を信じる、希望の巨人」のモードであり、コスモスの従来の形態を超越する最強のモードである。
体色はエクリプスモードと同様だが、模様は異なる。
フューチャーモードのポーズ一覧
フューチャーモードの光線・技の一覧
- コスモストライク
フューチャーモードの必殺技である青い光線。
コズミューム光線が新たな力・フューチャーエナジーによって数倍にパワーアップした。
グローカービショップの腕を破壊した。
ギガエンドラには効かなかった。
- フューチャーフォース
相手に自らのエネルギーを与える。
ジャスティスを回復させた。
- ゴールデンエクストラバリア
指先から発するコズミックエナジーとフューチャーエナジーを最大限に結集して作り出す、半球状の光の壁。
ゴールデンライトバリアを上回るコスモス最強のバリアである。
グローカービショップの光線を防いだ。
ギガエンドラのイレイザーボールは防げなかった。
- クロスパーフェクション
コスモス・フューチャーモードとジャスティス・クラッシャーモードの必殺光線を集束させ、強力なエネルギー波で敵を蒸散させる。
この時、コスモスは右拳から、ジャスティスは左拳からそれぞれ光線を放つ。
グローカービショップを倒したが、ギガエンドラには効かなかった。
なお、ギガエンドラに放った際は、コスモスとジャスティスの位置が逆だった。