ウルトラセブンX
基本設定
ジンが変身する超人。
額のビームランプ、胸と肩のプロテクター、腹から足への銀色のラインなど、従来のセブンのデザインを踏襲しているが、小さくなった頭部や吊り上がった形状の目、アイスラッガーのデザインなどの相違点も見受けられる。
変身方法はオリジナルと同様でウルトラアイを使用し、必殺技もワイドショット、アイスラッガー、エメリウム光線と従来のセブンと同様であるが、アイスラッガーは発光せず、普通のブーメランのように回転しながら飛行する。
身長も、等身大から巨人へと自由に変化する。
作中では、ボーダ星人戦やメカ・グラキエス戦を除けば苦戦することはほとんどなく、圧倒的な戦闘力で敵エイリアンを倒している。
また、「赤い巨人」と呼ばれており、「ウルトラセブン」の名は最終話でジンとグラキエスの口から語られるのみである。
当初、従来のセブンとの関係は伏せられてたが、最終回(第12話)で物語の舞台が『セブン』の世界の並行世界(パラレルワールド)であり、「AQUA PROJECT」によって偶然つながった2つの世界の支配を目論む『X』の世界の「支配者たち(グラキエス)」による「『X』の世界の支配者たちの支配からの解放」と、「支配者たちによる『セブン』の世界への侵略の阻止」を目的として『X』の世界に来た、セブン本人であることが明かされた。
しかし、その代償としてセブンの憑依対象である青年ジンは記憶を失い、セブン自身も「意思」と「真の力」を封じられていたが、ラストでジンの記憶が戻って「意思」と「真の力」が覚醒すると、グラキエスを倒して元の世界へ帰還した。
来訪・帰還時は赤い玉の姿を取り、死亡したジンに憑依して分離時に蘇生させるなどの能力を見せたうえ、最後にはダンの姿でアンヌと再会するシーンが描かれている。
変身アイテム
変身者
変身者について
年齢は25歳。DEUSのエージェント。
過去のある時点からの記憶を失っているが、時折水に全身を包まれる感覚と白いドレスの女性と相対する自分の姿というイメージだけは残っている。
寡黙だが内面は熱く、変身後のULTRASEVEN Xの力でこの世界を守ることを決意している。
本来の性格も、Episode6で記憶を失う前に出会った隆男と初対面で意気投合して盛り上がるなど、暗いわけではない。
エージェントとしての実力は高く、直感力や洞察力に優れ、瞬時の判断にも長ける。
また、生身でもエイリアンに互角に対抗できる戦闘力を有している。
記憶を失う前はエレアの恋人で、AQUA PROJECTの裏に潜むグラキエスの存在と陰謀に気付き、エレアにさまざまな情報を教えていた。
最終局面でようやく全ての記憶を取り戻した。
愛車はキャディラックSRXで、他のDEUSエージェントからのウルトラガンによる攻撃を弾いていた。