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1960~1990年代前半
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2000年代
2010年代以降

ウルトラマンガイア

基本設定

我夢の「守りたい」という強い想いに応えた地球の意思より授けられた赤い光で変身する、大地由来の赤い光の巨人。

赤い光を収納するため自ら開発した変身アイテム・エスプレンダーで変身する。

格闘戦を得意とし、高熱攻撃を中心とした能力を持つが、その戦闘力は我夢のポテンシャルが反映される。

初期形態は第1話から第26話前半(第16話を除く)まで活躍した。

「ガイア」の由来は、ギリシャ神話に登場する大地の女神ガイアから、劇中ではガイア理論から。

正式に名付けられるのは第3話で、それまでは単に「巨人」や「ウルトラマン」および「光の巨人」と呼ばれていた。

変身アイテム

エスプレンダー

変身者

高山 我夢(たかやま がむ)

変身者について

千葉県出身の20歳。

アルケミー・スターズ日本代表にして、1980年代に世界中で誕生した天才児の1人。

17歳で量子物理学の博士号を取得した。

当初は城南大学の量子物理研究室に在籍していたが、粒子加速機を使い、意識を粒子加速領域に近づける実験中に厄災を倒す地球の意思である赤き巨人(ヴィジョンのウルトラマン)のイメージを視認し、コッヴ襲来時に地球から赤き光の巨人が一体化したことでウルトラマンガイアとして実体化したことを機に根源的破滅招来体と戦うためにXIGにアナライザー(異常現象や怪生物の分析担当)として入隊。

第7話でEXのリモートフライングシステムを開発し、EXを離れたことを周囲に気づかずに変身することが可能となった。

物語初期は他のメンバーとの衝突が見られたが、分析の的確さや性格の素直さ・柔軟さなどから次第に周囲から厚い信頼を置かれるようになり、ファイターEXで自発的に出撃してXIGの頭脳として現場での実質的な作戦指揮やバックアップまでこなすようになる。

頭脳派で運動は必ずしも得意でなく、当初はガイアに変身しても思い通りに戦えずに悔しがったり、ガイアとして強くなるために自身の肉体を鍛え抜こうとしたことがあり、長きに亘る戦いの中で行動派となった。

第23話で藤宮との接触を黙っていたことについて査問を受けてXIGのライセンスを一時剝奪されたが、第26話で復帰した。

敦子から子供扱いされていた時期もあり、しかも毒舌なために敦子やジョジーについ本音を漏らし、2人を怒らせてしまうことがある。

だが、本来は他人と争うことを嫌う純粋な心の持ち主で、少年時代は頭の良さを同級生に妬まれいじめに遭っていた。

しかし、現在は人見知りせず、オペレーション・クルー以外では梶尾やハーキュリーズと仲が良く、事件を通して知り合う人々に友達感覚で接する他、大学にも友達がいる。恋愛には縁遠く、同じアルケミー・スターズのキャサリンとは友人以上・恋人未満の関係で、オペレーターの敦子とは終盤に急接近するものの、本人は気づいてないため、発展することはなかった。

当初は純粋に人類と地球を守ろうとしていたが、藤宮との対立や様々な戦いを経て、本当に戦わなければならない相手や本当に守らなければならないものを知って成長。

第50話ではゾグに光を奪われてガイアへの変身能力を一時的に失ったが、第51話でアルケミー・スターズやXIG、地球怪獣たちの協力によって光を取り戻してゾグを倒す。

地球に平和が戻った後は、XIGを離れて大学に復学した(XIG入隊後に退学したが、大学側が休学扱いにしていた)。

映画では少年時代に『ガリバー旅行記』を愛読書としており、量子物理学に興味を持ったのはこの物語の影響かもしれないと語っていた。

OV『ガイアよ再び』では、石室からの緊急招集を受けて準隊員の身分を与えられてXIGに一時復帰。

深海生命体リナールよりガイアの力を授けられ、ガクゾムと戦った。

ポーズ一覧

光線・技の一覧

フォトンエッジ

エネルギーを溜め、頭部(ガイアヘッド)から鞭のようにしならせながら光エネルギーを変換した超高熱の刃を放つ必殺技。

第1話から第26話前半まではガイア最強の必殺技となった。

アグルのフォトンクラッシャーと同等の威力を持つ。

第18話ではアグルとの等身大戦で手元を狙うことでアグルブレードのみを弾き飛ばすという使用方法を見せている。

第11・46話では敵の攻撃で妨害され(後者は2回目で成功)、第24話では使用を躊躇い未使用に終わった他、第25・26話のアグル戦では、フォトンクラッシャーとの激突時に発生した強大なエネルギーが、ゾーリムを呼び寄せる原因となってしまう。

第27話ではニセウルトラマンガイアが使用したが、ガイアV2の使用したフォトンクラッシャーに押し戻された。

クァンタムストリーム

腕をT字型に組んでエネルギーを溜め、右腕をL字型に構え直して左手を右腕の関節に乗せて発射する超高熱光線。

L字型の組み方をとる場合もある。

主に繋ぎ技として使うことが多いが、この技で敵を撃破することもある。

一方で、敵の攻撃に妨害されたり、中断することもあった。

ガイアスラッシュ

ガイアが右腕から高速で発射する三日月型の連射裏剣ビーム。

一発の威力は低めだが連射できる。

ガイアブリザード

ガイアが両腕から放射する超低温の冷凍ガス。

第4話で火災を消し止めるのに使用。

ガイアヒーリング

第24話でゾンネルIIに使い、闘争本能を抑えて鎮静化させ、地底に帰した。

ホーリングフープ

壁や物体に特殊な穴を発生させて屋内の敵を吸い込み、屋外などに放出する。

第18話で使い、エリアル・ベースに等身大で侵入して破壊しようとするアグルを屋外に追放し、その後を追って自身も穴から外に出た。

この時、駆けつけたG.U.A.R.D.隊員が穴の吸引に巻き込まれかけたが、ガイアの脱出後に穴が塞がったため無事だった。

V2の基本設定

藤宮から託されたアグルの青き光の力を得て、ヴァージョンアップした姿。

第26話の後半以降の基本形態となり、他作品への客演の時も基本的にこの姿である。

光線技などは全て引き継ぎつつさらに強化され、青き光を得たことで旧アグルの技も使えるようになった。

胸のプロテクター(ガイアブレスター)のラインが黒くなったのが特徴で、それ以外は全く変わらない。

体色は赤・銀・黒・金。

V2とは“Version 2”の略。

V2のポーズ一覧

V2の光線・技の一覧

フォトンエッジ

ガイアの状態から引き続いて使用できる技。

ガイアV2最強の光刃。

爆発力や切断力は2倍に強化されており、サタンビゾー戦や第46話のシンリョク戦などで使用した他、第45話ではブリッツブロッツに撃ち返されている。

『大決戦!超ウルトラ8兄弟』ではキングゴルドラスを倒した。

クァンタムストリーム

フォトンエッジ同様、引き続き使用する技。

威力は2倍に強化されており、光線の熱量がさらに高くなっている。

第45話ではブリッツブロッツとの戦いで違うポージングで使用している。

第48話ではXIGファイターST、GTなどが放った高出力ビームに合わせてゼブブに放ったが、この時はシールドに阻まれている。

第49話ではアグルV2のアグルストリームとの同時発射でカイザードビシを撃破した。

OVでもガクゾムに使用したが、吸収され撃ち返された。

『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』では謎の時空城を破壊した。

ガイアスラッシュ

以前と同様に使用できる技。

破壊力は2倍に強化されており、体内のエネルギーを赤い三日月状の光球に変え、手裏剣のように右手で素早く投げつけることで、相手にピンポイントにダメージを与える。

フォトンクラッシャー

アグルから受け継いだ必殺光線。

アグルと同じく頭から発射するが、発射時の動作が若干異なる。

第27話でミーモスの化けたニセウルトラマンガイアのニセフォトンエッジを押し戻し、第36話では宇宙空間内で対空間レーザーシステムのレーザー砲を受け止めた。

リキデイター

アグルから受け継いだ光線技。

両手の間に発生させた赤い破壊光球を放つ(対ミーモス戦では青色)。

クインメザードを倒した他、ミーモスにダメージを与えた。

アグルブレード

アグルから受け継いだ能力。

腕から青い光の剣を発生させる(手元は赤色)。

第34話ではこれを回転させてウルフファイヤーの火炎を防ぎ、ジャンプから斬りつけてダメージを与えた。

第42話ではビゾームの光剣に対抗して使用。

激しく切り結んだ末、ビゾームを細切れに斬り裂いた。

スプリーム・ヴァージョンの基本設定

ガイアV2が内包する自身とアグルの光の力を最大に解放し、ヴァージョンアップした最強形態。

両腕と両足の体色の一部にアグルを象徴する黒と青の線が入り、両手首と下半身の赤の割合が初期形態やV2より広くなり、体格もより極めてマッシブになっている。

通常変身後にV2からヴァージョンアップするが、最終話のみこの姿へ直接変身している。

多量のエネルギーを消費することから、長時間の活動ができない。

スプリームとは「最高の」を意味する。

初登場は第26話。

OVを最後に長らく映像作品に姿を見せなかったが、『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』では14年ぶりに登場した。

劇中ではファイブキングにとどめを刺す際にこの姿になった後、エタルガーの天空城を破壊する際にはV2に戻っている。

スプリーム・ヴァージョンのポーズ一覧

スプリーム・ヴァージョンの光線・技の一覧

フォトンストリーム

多量のエネルギーをスパークさせ、放つガイア最強の光線。

身体の前で合掌した右手を下にずらして発射する。

ただし、最終話のストリーム・エクスプロージョン時は左手をずらす形になっている。

アグルのアグルストリームと同等の威力を持つ。

エネルギーの消耗が激しいため、1回の変身につき1発しか撃てない。

対ゾーリム戦および劇場版のみエネルギー集約時のポーズが異なる。

止めの一撃として使用することがほとんどだが、第28話・第42話など例外もある。

第44話では超コッヴと超パズズに対してアグルV2のアグルストリームと同時発射した。

第45話では投影せずに直接ブリッツブロッツに放った。

この技を使うためだけにスプリーム・ヴァージョンになることもあった。

OV『ガイアよ再び』ではガクゾム(強化体)に対してアグルV2のフォトンスクリューと共に同時発射している。

『決戦!ウルトラ10勇士!!』ではティガ(パワータイプ)のデラシウム光流・ダイナ(ミラクルタイプ)とのレボリウムウェーブの同時攻撃でファイブキング(エタルダミー)を倒した。

シャイニングブレード

太陽光線を両手に集め、形成し、両手から発射する光のブーメラン。

ゾグ(第1形態)に大ダメージを与えた他、エアロヴァイパー、パスギークを倒した。

フォトンエッジ

最終話とOVでのみ使用、V2の状態よりもさらに威力を増している。

最終話ではアグルV2のリキデイターと同時発射してゾグ(第1形態)にダメージを与えた。

OVではガクゾムに対して使用したが、吸収されてしまった。

クァンタムストリーム

最終話でのみ使用、V2の状態よりもさらに威力を増している。

ドビシの大群を一掃し、アグルV2のフォトンクラッシャーと同時発射してゾグ(第1形態)にダメージを与えた。

ガイアスラッシュ

ガイア(V2)と共通で使用できる技。

体内のエネルギーを赤い光弾に変えて、手裏剣のように素早く投げつけ、相手の弱点をピンポイントで攻撃することで、ダメージを与える。

ガイアブリザード

第35話でのみ使用。

アルゴナを凍らせた。

ガイアヒーリング

第39話で使い、ツチケラを浄化して成仏させた。

消火光線

第34話で火災を消し止めるのに使用。

スーパー・スプリーム・ヴァージョンの基本設定

2023年の「ウルトラヒーローズEXPO 2023 サマーフェスティバル」にて初登場する、ウルトラマンガイアの25年越しの新形態。

ウルトラマンガイアSVウルトラマンアグルSVの光を受け更なる強化を果たした姿。

本編でも苦戦は殆ど無く、無敗の戦績を誇るガイアSVにアグルSVの力が上乗せされ、絶大な戦闘力を誇る。

名称こそウルトラマンガイアであるが、ガイアとアグル、2人のウルトラマンが拳を合わせ、合体する事によって誕生する姿であり、スーパーウルトラマンの系譜を継ぐウルトラマンである。

スーパー・スプリーム・ヴァージョンのポーズ一覧

スーパー・スプリーム・ヴァージョンの光線・技の一覧

スーパースプリームフォトンエッジ

オーバーロードさせた光のエネルギーにより形成される2対の赤と青の光刃を放つ、フォトンエッジの強化版。