ウルトラマンゼアス
基本設定
地球から299万光年の彼方にある、Z95星雲・ピカリの国出身のウルトラ戦士。
汚れた地球をクリーンにする使命を帯びてやって来たが、まだ半人前の「落ちこぼれヒーロー」のため、優れた運動神経を持つものの、さほど戦闘力はない。
遠縁でもある初代ウルトラマンに憧れている。
地球上ではMydoの見習い隊員(第2作で正隊員に昇格)・朝日勝人に姿を変えて活動する。
名前の由来は出光のガソリンブランド名「ゼアス」。
小学館刊『ウルトラマンゼアス2超全集』では「天空を意味する『zenith』と地球を意味する『earth』の造語」としている。
第1作では極度の潔癖症で体が汚れると変身さえできなかったが、精神力を鍛えることで克服した。
第2作では自分の力を信じることを知り、一人前と呼べるまでに成長を果たす。
変身アイテム
変身者
変身者について
Mydoの見習い隊員で、その正体はウルトラマンゼアスが人間に変身した姿。
第1作では24歳、第2作では25歳。
心優しい青年だが気弱な上、極度の潔癖症。
同僚たちに叱られたり、悪神に顔を汚されたりと、苦難に遭いながらも、ベンゼン星人との戦いで潔癖症を克服する。
第2作では正隊員に昇格するが、ウルトラマンシャドーに敗北後、敗戦の恐怖による自信喪失と大河内・小中井の昇格による異動のため、ショックで除隊。
空手道場「正道会館」の門を叩く。
そして彼のトラウマを見抜いた師範に鍛え直され、自信を取り戻し、シャドーを撃破。
これらの経緯を経て、一人前のヒーローに成長し、Mydoに戻った。
ポーズ一覧
光線・技の一覧
- スペシュッシュラ光線
腕を十字に組んで左腕から放つ必殺光線。
最初に赤い照準ビームを照射してレーザーサイトのごとく敵を捕捉し、それに沿って高エネルギーの破壊ビームを撃つ。
初代ウルトラマンのスペシウム光線を参考に、鏡を見ながら練習したため、スペシウム光線とは左右逆の構えになっている。
ゼアスの精神状態に左右されるため、自信を失うと威力が落ちる。
第1作では練習段階であり、気合いが伴わなかったため変な方向に飛んだり、岩壁に乱反射したりしていたが、潔癖症を克服したことでまっすぐ撃てるようになり、コッテンポッペを宇宙空間で爆破した。
第2作ではさらに洗練されて威力が上がり、また、照準ビームを使わずとも正確に放射できるようになっていた。
映画『新世紀ウルトラマン伝説』では、他のウルトラマン全員がスペシウム光線を放つ中、ゼアスのみスペシュッシュラ光線の構えで光線を放っている。
- クロス・スペシュッシュラ光線
ウルトラマンシャドーとの最終決戦で、スペシュッシュラ光線と敵のシャドリウム光線のぶつかり合いになった際、世界中の人々の声援を受けたゼアスが編み出した新必殺光線。
口を開いてかけ声を上げ、心力で気力を高め、両腕をX字形に構え直して腕全体から放つX字型の光線。
スペシュッシュラ光線の10倍以上の破壊力を誇り、シャドーの出力最大シャドリウム光線を押し戻してそのまま倒した。
しかし偶然によって生まれた必殺技のため、今後も自由に使いこなせるかは不明とされている。
- ウルトラワープビーム
ゼアス・アイから放射される瞬間物体移動光線。
シャドータワーに幽閉された人々を救出した。