ウルトラマンヒカリ
基本設定
セリザワ・カズヤが、万能アイテム・ナイトブレスに短剣・ナイトブレードを差し込むことで変身する地球に現れた青いウルトラマンで、初めて鎧を身に着けている。
M78星雲出身の青いウルトラマンは別名「ブルー族」と言われ、設定自体は昭和ウルトラシリーズにも存在したが、実際に登場したのは初。
劇中では青いウルトラマンが地球人に認知されていなかったため、彼らから非難を浴びせられる姿も描かれている。
戦闘に長けた赤いウルトラ族に比べると青いウルトラ族は研究向きとされるが、必ずしも色で仕事が決められるわけでないようであり、ヒカリは文武両道である。
かつてはM78星雲の宇宙科学技術局に所属する研究者だった。
光の国の超人たちには地球人の考える意味での名前がないらしく、「ヒカリ」という名はリュウが付けた地球における名称(レジストコード)である。
『ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ』のDVDに付属するイラストノベル「ザ・ウルトラマンヒカリ」によれば、「命を固形化し対象を生き返らせる」技術を発明したのはヒカリであるという。
後の『ウルトラマンジード』のウルトラマンジードの変身アイテムである「ウルトラカプセル」や『ウルトラマンZ』のウルトラマンゼットの変身アイテムである「ウルトラゼットライザー」は、ヒカリによって開発されている。
変身アイテム
変身者
変身者について
年齢30歳。
GUYSの前隊長で、少年時代に友人から「ウルトラ5つの誓い」を教えられた。
ディノゾールとの戦いで殉職したと思われたが、ボガールへの復讐を誓うツルギに憑依されて再び姿を現し、意識も封印されていたが、第8話でのリュウの叫びによって徐々に意識を取り戻し始めた(これがツルギにウルトラマンの心を取り戻させるきっかけとなった)。
第11話でツルギが復讐を果たして倒れた後、ウルトラの母から新たな命を与えられて本来の姿に戻ったツルギ=ウルトラマンヒカリとともにウルトラマンとして復活し、意識も完全に取り戻す。
第17話でリュウたちの成長を認めてヒカリとして地球を去るが、第35話でババルウ星人を追って地球へ戻ってくる。
その後、ウルトラの父らが感じた脅威を調査するため、再び地球を去る。
第49・50話(最終回)でGUYS救援のために駆け付け、エンペラ星人との戦いで力尽きてナイトブレスを一時リュウに託す。
戦いの後、リュウと分離してゾフィーとともに光の国へ帰還する。
その後もヒカリとは一体化している模様である。
装飾品
ナイトブレスは、ヒカリが惑星トワールにいたウルトラマンキングから授かった青い神秘の万能アイテム。
ヒカリ/ツルギの右前腕に常に装着されている。
メビウスのメビウスブレスと同様に変身前・変身後を問わず形が変わらず、変身機能やヒカリの力を増幅させる能力を持ち、ヒカリの技の多くを発動させる役割を持つ。
ナイトブレードはセリザワが常に携帯している金色の刃を持つ短剣で、変身前の護身用武器として使用し後述のブレードショットを放つこともできる。
ナイトブレスとナイトブレードは、中盤で一時的にメビウスに託されたが、後に地球を再訪した際に、ミライからセリザワへ返上された。
さらに第50話では、エンペラ星人の放ったレゾリューム光線を受け消滅してしまったメビウス=ミライを復活させているほか、ヒカリの力を得たリュウがGUYSの仲間たちとメビウス・フェニックスブレイブに変身する際にナイトブレスとナイトブレードを使用している。
ポーズ一覧
光線・技の一覧
- ナイトシュート
ナイトブレスのエネルギーを開放し、両手を十字(メビュームシュートとは逆に、右手が前になるように構える)に組んで放つ必殺光線(ナイトブレスなしでも発射できる)。
メビュームシュート以上の威力を持ち、ヒカリの姿に戻ってからはさらに威力が上がっている。
勇者の鎧を纏ったヒカリのものは、それまでの青色と違い虹色の光線となっている。
- ナイトビームブレード
ナイトブレスから伸ばす光の剣で、メビュームブレード以上の切れ味を持つ。
- ブレードショット
ナイトビームブレードの剣先から放つ光刃。
セリザワの姿でも使用可能で、その時はナイトブレードから発射している。
- ホットロードシュート
両手を上下に広げて放つ必殺の破壊光線。
一時期ナイトブレスをメビウスに託した際に使用した。
ハンターナイト ツルギの基本設定
ウルトラマンヒカリが「アーブギア」を装着した白銀の騎士。
『ヒカリサーガ』のSAGA1で、研究者時代に見守り愛していた惑星アーブがボガールに滅ぼされ、アーブの知性体の怨念が宿った伝説の鎧「アーブギア」として纏い、「ハンターナイト ツルギ」となり、復讐のためボガールを倒すことだけに生きると決意する。
その後、地球で活動するために死亡寸前だったセリザワの意識と身体を乗っ取り、ボガールと戦い続けていた。
しかしリュウやミライと接触し、当初は地球のことは考えていなかったが、彼らとセリザワの潜在意識の説得で“ウルトラの心”を取り戻す。
ボガールモンスとの最終決戦で復讐を遂げるが、エネルギーを使い切り息絶える。
アーブギアには、アーブの知性体の怨念から生まれた“復讐の鎧”と、再びアーブを訪れたヒカリの正しき心にアーブの大地が共鳴して生まれた“勇者の鎧”の2種類がある。
『ヒカリサーガ』のSAGA3で自らの意志で勇者の鎧を装着し、この姿に変身できるようになるが、鎧はエンペラ星人との戦いで破壊された。