ウルトラマンオーブ
基本設定
オーブリングに歴代ウルトラマンの力を宿したウルトラフュージョンカードを2枚使用することで、特性の違う様々な姿にフュージョンアップするヒーロー。
胸にアルファベットのOを象ったカラータイマーを持ち、頭部の形状や体の意匠はフュージョンアップしたウルトラ戦士を髣髴とさせるものになる。
また、眼の色に青みがかった白、胴体の色に黒が組み込まれている。
額にも縦長のクリスタルが存在し、変身形態ごとに異なる色に輝く。
フュージョンアップの際は、ウルトラフュージョンカードのリードによって対応するウルトラ戦士の姿が現れ、オーブの姿に重なるという演出がある。
また、変身音も対応するウルトラ戦士のものを組み合わせたものになっている。
変身後に別の形態にフュージョンアップも可能。
フュージョンアップには3分間の時間制限があり、残り時間が1分を切ってカラータイマーが点滅すると、力を借りているウルトラ戦士がオーブの身体からはみ出していく。
フュージョンアップしないオーブオリジンが本来の姿で、かつてはこの姿で魔王獣と戦っていた。
108年前の戦いで守るべき存在を傷つけてしまった自責の念から、この姿は長きに渡って封印されていた。
自らを「ウルトラマン」と名乗っていなかったが、過去の真実を知ってオーブオリジンの力を取り戻した後は再び「ウルトラマンオーブ」と名乗るようになった。
『THE ORIGIN SAGA』において、オーブカリバーが示すミッションに従って行動していたことが判明した。
変身者
変身者について
ハーモニカに似た楽器・オーブニカを奏でながら世界中を旅している。
具体的な時期は不明だが、少なくとも100年以上前から地球に滞在しており、シンの調査によってガイと同一人物と思われる人物が映った19世紀の写真が見つかっている。
第5話以降、ふとしたきっかけでSSPのオフィスに居候する。
普段はぶっきらぼうに振る舞っているが、カッコつけつつも決まらない場面もあったり、細かいところでお茶目な面を覗かせることも多い。
また、奔放に見えて実はルールを守る性格で、魔王獣を封印している先輩のウルトラ戦士には「さん」付けで呼び、敬意を示す律儀さを持つ。
「保冷車の零下20度の保冷庫に普段着のまま5時間忍び込み、長距離の移動に使う」「マガバッサーが起こした竜巻に飲み込まれたナオミを救出するため、自らも竜巻に飛び込んで彼女を助け出す」「常人には視認できない超高速で走行する」など並外れた身体能力を持つほか、この姿でも高い格闘能力を発揮する。
しかし、前述の保冷車の件に加えて証明写真の取り出し方を知らないなど、一般常識に疎いところがある。
銭湯には強い愛着があるらしく、一番風呂を最高の贅沢と考えており、入浴前のかけ湯や湯船への飛び込み禁止などマナーにもうるさい。
怪獣や宇宙人に対してはすべてを敵だと認識してはおらず、悪意があったり侵略者の手先であったりしない限り、倒すことを極力避ける。
それどころか、たとえ侵略者でも実際に破壊活動などの害ある行動に移さない限り、積極的に敵対しないという姿勢を貫いている。
108年前にルサールカでマガゼットンと戦った時にウルトラマンのウルトラフュージョンカードを入手したが、戦いによってルサールカ大爆発を引き起こしてしまい、近くにいたナターシャを助けられなかったことに罪悪感を持つ。
また、その一件が原因で本来の力を失ってしまっており、それでもなお人間を守り抜く意志を貫くが、ジャグラーには
「人間を傷付けることを恐れている」
と指摘されている。
このため、第12話で玉響姫がマガオロチの攻撃で消滅するのを目の当たりにした際は、激情を露わにした。
オーブニカのメロディをなぜか知っているナオミの存在を次第に意識するようになるが、第15話でオーブ(サンダーブレスター)へ変身した際には闇の力の制御に失敗してナオミを救出できず、重傷を負わせてしまう。
その結果、自己嫌悪に陥って一時はベリアルのカードを手放すが、コフネが
「自分の闇は力尽くで消すのではなく、逆に抱きしめて自分自身が光る」
と語ったのを聞いてベリアルのカードを回収し、傷心のまま「闇の力を制御できる強さ」を求めてかつて自身が過ちを犯した地であるルサールカに旅立った。
ルサールカにてジャグラーが出現させたゼッパンドンから逃れた後、ナオミがジャグラーに狙われたことをきっかけに、再び彼女のもとに戻る。
その際にナターシャの生存とナオミとの宿縁、そして自分を信じる勇気を知って本来の自分を取り戻すと、地球の生命を守り抜く決意を新たにした。
マガタノオロチを倒した後、世界に残る脅威に対処するため、ナオミに別れを告げて夕日に向かって旅立っていった。
『THE ORIGIN SAGA』におけるガイ
クレナイという名は地球に来てから名乗ったものであるため、同作品では単にガイと呼ばれる。
はるか昔、宇宙の果てにある惑星O-50の戦士の頂で神秘の光に選ばれ、ウルトラマンオーブに変身する能力を得る。
それまでは宇宙のバランスを守る救助隊の一員で、遠く離れた人々の悲鳴(本人曰く「心が発する救難信号」)を感じ取る力を持っていた。
「誰も犠牲を出さず、誰も悲しませない」という理想を抱いていたが、当初は戦いにおいて未熟さが際立ち、後先考えない直感的な行動や無鉄砲な戦いを経ての敗北で、相棒であったジャグラーを苛立たせてしまうことも多かった。
実力で勝るジャグラーではなく自分が選ばれたことに戸惑い、自身の理想とほど遠い戦いの現実に苦悩しながらも、ファーストミッションに身を投じていく。
ジャグラーが自身のもとから離れた際は少なからず衝撃を受けたものの、先輩ウルトラ戦士たちやアマテとの交流、命の木の真実を知ることで次第に迷いを振り解き、final episodeでサイキに犠牲ばかり強いる宇宙を救う意味を問われた際には、
「命の木に果実が輝く限り、救う価値はある」
と自分なりの答えを出した。
オリジン・ザ・ファーストの基本設定
『THE ORIGIN SAGA』に登場。
オーブ最初期の姿であり、オーブリングではなくオーブカリバーを使用して変身する。
身体の形状はオリジンに準じているが、配色は黒の部分が少なく、赤と銀が大半を占めている。
変身時のコールや登場時の口上はないが、final episodeでは
「オーブ!」
と叫びながら変身している。
オーブカリバーを武器としてはまだ使用しておらず、戦い方にも未熟さが目立ち、相棒のジャグラーの助言がなければ窮地に陥ることも多い。
初変身時は身長10メートルにしか巨大化できなかったが、後に気合で50メートルまで巨大化できるようになり、戦いを重ねていくに連れてジャグラーも驚くほどの急成長を遂げていく。
ファーストミッションを終えてO-50へ戻ったガイが新たなミッションを示されたころにはオーブオリジンに進化している。
終盤、戦神を庇ってクイーンベゼルブからクグツを注入され、意思を奪われた状態では目が赤くなる。
暴走状態になりかけていたが、ジャグラーの攻撃で変身解除され、直後に解毒される。
オリジン・ザ・ファーストのタイプチェンジに必要なアイテム
オリジン・ザ・ファーストのポーズ一覧
オーブオリジンの基本設定
オーブがどのウルトラ戦士ともフュージョンアップせず、自身の力のみで変身した本来の姿。
登場時の口上は
「銀河の光が我を呼ぶ!」
メインカラーは赤・黒・銀、クリスタルの色は水色。
フュージョンアップシーンで2人のウルトラ戦士の姿が重なる前に登場する時には全身が白い光に包まれており、明確な姿は見えない。
1908年に起きたオーブとマガゼットンの戦いの結果、オーブは大き過ぎる力を振るうことを恐れ、この姿への変身能力を失ってしまっていた。
その後、第17話にて自分を信じる勇気を取り戻したことで、無地のウルトラフュージョンカードがオーブオリジンのカードへ変化し、再び変身が可能となった。
型にはまらない荒々しいダイナミックな戦闘スタイルをとり、火・水・土・風の4つの属性の力を宿した聖剣・オーブカリバーからさまざまな力を解放して戦う。
その威力はフュージョンアップを大きく上回っているが、身体能力そのものはスペシウムゼペリオンを若干上回る程度しかなく、オーブカリバーが使えない状況になると苦戦することが多かった。
そのため、取り戻してからもフュージョンアップを状況に応じて使い分けている。
オーブオリジンのタイプチェンジに必要なアイテム
使用武器
オーブオリジンが使用する聖剣。
はるか銀河の彼方の惑星 O-50(オーフィフティ)にそびえ立つ「戦士の頂」で、ガイが光の輪からオーブの力と共に手にした。
その後、マガゼットンとの戦いで制御に失敗して暴走したことで失われていたが、オーブオリジンのカードをオーブリングでリードした際にゼッパンドンの尾から出現し、再びオーブの手に戻った。
オーブ自身の紋章と、風・火・土・水の4つのエレメントの紋章が描かれた円形の盤面を持ち、ここに付いているリング・カリバーホイールを時計回りに回してすべての紋章を点灯させた後、天に翳してトリガーを引くことでオーブオリジンへ変身する。
変身前は短剣ほどのサイズだが、変身後は大剣サイズにまで大型化する。
刀身の威力は抜群だが相当な重量があるらしく、第21話では回避された刃が地面にめり込んでしまい即座に抜けなくなるという一幕があった。
その形状から盾として使われたこともあったほか、振るうことで衝撃波を放ったり、ホイールに光を纏わせて間合いが近すぎる敵に対処したり、相手の攻撃を受け止めて刃に纏わせ撃ち返したりすることも可能。
必殺技発動の際は、ホイールを回して紋章を選択しトリガーを引いた後、さらにホイールを回すことで紋章の属性に応じた技を発動する。
オーブリングでリードした上ですべての紋章を点灯させた場合は、同様の手順でオーブスプリームカリバーを発動する。
変身前でも通常の剣として使用でき、『ウルトラヒーローズEXPO2017 ニューイヤーフェスティバル』のライブステージではジャグラーの蛇心剣と打ち合ったほか、『THE ORIGIN SAGA』でも対話を求めている(ように見えた)クイーンベゼルブを庇った際に防衛軍の戦車の砲弾を切り払っている。
『THE ORIGIN SAGA』ではオーブリングを所持していないためオーブカリバー単体で携帯している。
オリジン・ザ・ファーストへ変身する際の動作はホイールを回さずにただ掲げるだけのシンプルなものである。
また、光で文字を投影しミッション内容を示したり、手にした者の宇宙飛行を可能にする力も有していることが判明している。
オーブオリジンのポーズ一覧
オーブオリジンの光線・技の一覧
- オーブスプリームカリバー
技名を叫び、オーブカリバーから放つ虹色の必殺光線。
オーブカリバーをオーブリングでリードし力を開放した後、オーブカリバーが操る4つの属性とオーブ自身が持つ光と闇の力を融合させ、掲げたオーブカリバーを円を描くように振るってから放つ。
この技を使うためだけにオーブオリジンへ変身したこともあった。
マガゼットンに対して発射した際は、余りにも強力過ぎたために暴走させてしまい、オーブカリバーは砕け散りマガゼットンの爆発の影響で周囲に大きな被害を及ぼしてしまった(この大爆発こそがルサールカ大爆発である)。
力を取り戻してからは制御可能になっており、ゼッパンドン、メトロン星人タルデ(ラウンドランチャー)、ノーバ、巨大化したジャグラーを倒した。
しかしマガタノオロチには口で吸収されてしまっている。
- オーブスプリームカリバー オリジウムギャラクシス
第25話、最終決戦で使用。
発動時のコールは
「諸先輩方、光の力、おかりします!!」オーブカリバーから直接放つのではなく、フュージョンカードの力を借りて実体化した8大ウルトラマンを、それぞれの必殺光線を発射するような形で発射し最後にオーブオリジンのオリジウム光線も放ちマガタノオロチを倒した。
- オーブフレイムカリバー
オーブカリバーの火の紋章を選択して放つ必殺技。
技名を叫び、オーブカリバーから放つ円形の高熱火炎に閉じ込めた敵を炎を纏った刃で一刀両断して爆発させる。
ベムラー(強化)を倒した。
- オーブウォーターカリバー
オーブカリバーの水の紋章を選択して放つ必殺技。
技名を叫び、オーブカリバーから放つ多量の水流のパワーで敵を包み込み動きを止めてから怯んだ隙を突いて刃で切り裂く。
紅蓮騎の魂を浄化した。
- オーブグランドカリバー
オーブカリバーの土の紋章を選択して放つ必殺技。
技名を叫び、オーブカリバーを地面に突き立て、弧を描きながら地を這う二条の円状のエネルギー波を噴出させる。
ゼッパンドンが展開したゼッパンドンシールドを破ってダメージを与えた。
- オーブウインドカリバー
オーブカリバーの風の紋章を選択して放つ必殺技。
技名を叫び、オーブカリバーを振るって巨大な竜巻を発生させ、敵を上空へと吹き飛ばして斬る。
メトロン星人タルデ(ラウンドランチャー)を円盤と共に巻き込み、衝突させることで円盤を破壊した。
- オリジウム光線
胸の前で両手をくの字で出し、エネルギーをチャージして、腕を十字に組んで放つ必殺光線。
スペシウムゼペリオンの基本設定
第1話から登場。
ウルトラマンとウルトラマンティガ(マルチタイプ)のパワーを借りた姿。
メインカラーは赤・紫・黒、クリスタルの色は紫。
頭部や肩・背面にはティガの胸部プロテクターの意匠があり、胸・肩・腕のラインはウルトラマンに酷似している。
フュージョンアップ時のコールは
「ウルトラマンさん!ティガさん!光の力、お借りします!!」
登場時の口上は
「俺の名はオーブ。闇を照らして悪を撃つ!」
戦力バランスが優れた形態かつ多彩な光線技を持ち、それを活かした遠近自在の戦いを得意とする。
赤い部分が発光するとティガのパワータイプのパワーを発揮し、紫の部分が発光するとティガのスカイタイプのスピードを発揮する。
また、発光と同時にティガのタイプチェンジ時の音が鳴る。
しかし、光線技が通じない相手には苦戦することが多かった。
スペシウムゼペリオンのタイプチェンジに必要なアイテム
スペシウムゼペリオンのポーズ一覧
スペシウムゼペリオンの光線・技の一覧
- スペリオン光線
技名を叫び、右腕・左腕の順番に両腕をL字に広げてスペシウムエネルギーとティガの光を融合させて貯めた後、十字に組み直して放つ必殺光線。
発射時は前面に光の輪が展開する。
ポーズを省略して即座に放つこともあるほか、第4話では火球と化したマガパンドンに対して高速移動による分身を作りながら放っている。
マガバッサー、マガグランドキング、マガパンドン、ホーを倒した。
序盤から何らかの手段で遮断・無力化されることが多いが、マガグランドキング戦とマガパンドン戦では、各々の防御手段を崩したうえで決め技として用いられた。
第14話ではギャラクトロンに捕らわれたナオミを案じ、ギャラクトロンの頭や胴体ではなく足を狙って放ったが、防がれている。
- スペリオン光輪
スペリオン光線を円盤カッター状にしたもので、ティガのゼペリオン光線のように両腕を広げてエネルギーを貯めてから放つ。
複数を同時に投げたり、身丈以上に巨大化させて放つことも可能。
第1話ではマガバッサーに回避されてビルに命中しそうになったところを高速移動で追いかけて掴み、もう一度投げている。
また、第3話ではマガジャッパの臭気にへっぴり腰で投げてしまったこともあった。
第16話では技名を叫んでいる。
なお、それなりの頻度で使われている技だが第1話を除き1度も相手に通用していない。
- スペリオンシールド
両腕から発生させる相手の光線を防ぐエネルギー波のバリア。
第2話や最終話では、マガ穿孔に対抗するため鏡面を作り出した。
- オーブ水流
両手を合わせて大量の水を噴射する。
第4話では火球と化したマガパンドンに対して放たれたが、熱波によって無効化されている。
- シャットダウンプロテクト
技名を叫び、ウルトラマンのウルトラエアキャッチのような光線で怪獣の動きを止め、巨大な球体状のシールドを作り出して中に怪獣を隔離し、空中に持ち上げて動きを制限する。
第8話でグビラを海へ返すために使用。
バーンマイトの基本設定
第3話から登場。
ウルトラマンタロウとウルトラマンメビウスのパワーを借りた姿。
メインカラーは赤・金・黒、クリスタルの色は黄色。
メビウスを模した頭部にタロウのウルトラホーンを持ち、ボディにはメビウス バーニングブレイブをイメージした金のラインが現れている。
フュージョンアップ時のコールは
「タロウさん!メビウスさん!熱いやつ、頼みます!!」
登場時の口上は
「紅に燃えるぜ!」
パワーと火力に優れており、炎の力を駆使した格闘技が得意。
また、単純にパワーに特化した形態ではなく、パワフルなスタイルで勢いのよい身のこなしを経て、タロウの得意な空中での華麗な回転も見せるなど、多彩な戦いを見せる。
バーンマイトのタイプチェンジに必要なアイテム
バーンマイトの光線・技の一覧
- ストビュームダイナマイト
技名を叫び、全身に炎を纏って相手に体当たりし、抱きついて爆発させる捨て身の技。
マガジャッパ、ブラックキングを倒した。
第11話ではマガオロチを黒コゲにしたが、再生された。
また、第16話では生した爆炎を煙幕代わりにして撤退するために用いた。
- ストビュームバースト
技名を叫び、両腕で巨大な火球を作り出し、相手に放つ技。
第4話ではマガパンドンの炎、第10話ではブラックキングのヘルマグマに対して用い、爆風消火の要領で消火している。
- ストビュームディフェンサー
メビウスが使用していたメビウスディフェンサークルとタロウのタロウバリヤーの強度を併せ持った防御膜。
第11話でマガオロチのマガ迅雷を防ごうとしたが、破られてしまった。
- ストビューム光線
メビウスのメビュームシュートと似たメビュームシュートとストリウム光線の破壊力を併せ持った必殺光線。
劇場版でガピヤ星人サデスに放ったが、然したるダメージは与えられなかった。
ハリケーンスラッシュの基本設定
第5話から登場。
ウルトラマンジャックとウルトラマンゼロのパワーを借りた姿。
メインカラーは赤・青・黒、クリスタルの色は青。
頭部にゼロスラッガーが填められ、ボディにはゼロの肩部プロテクターとジャックの二重線を模したカラーラインが配されている。
フュージョンアップ時のコールは
「ジャックさん!ゼロさん!キレの良いやつ、頼みます!!」
登場時の口上は
「光を越えて闇を斬る!」
スピードに優れた形態で瞬間移動も可能。
また、武器を使用した戦いも得意とし、オーブスラッガーランスを用いる。
格闘戦ではキックを好んで使用し、青い風を纏いながらキレのある格闘を見せる。
ハリケーンスラッシュのタイプチェンジに必要なアイテム
使用武器
ハリケーンスラッシュ専用の三又槍型必殺武器。
先端左右の刃はゼロスラッガーを模している。
柄にエネルギーをチャージするランスレバーを備えており、ランスレバーを引いて下のランストリガーを押すことでランスレバーを引いた回数に応じた必殺技を発動する。
ハリケーンスラッシュの光線・技の一覧
- オーブスラッガーショット
頭部のスラッガーから放つカッター光線。
自在に軌道を操作できるほか、手元で回転させてバリアのように使用することもできる。
オーブスラッガーランスの召喚にも使用する。
- オーブランサーシュート
オーブスラッガーランスのランスレバーを1回引いて発動。
技名を叫び、ランスの先端から放つ必殺光線。
ハイパーゼットン デスサイスの暗黒火球を相殺した。
- ビッグバンスラスト
オーブスラッガーランスのランスレバーを2回引いて発動。
技名を叫んで相手にランスを突き刺し、エネルギーを送り込んで内側から爆破する。
ハイパーゼットン デスサイスを倒した。
ゼッパンドンには通じず逆にオーブスラッガーランスを吸収されてしまった。
- トライデントスラッシュ
オーブスラッガーランスのランスレバーを3回引いて発動。
技名を叫んで槍の刃に巨大な光の刃を形成し、残像を伴いながら相手を滅多切りにする。
アリブンタ、ケルビムを倒したが、ギャラクトロンには腕で受け止められ、紅蓮騎には全てかわされている。
サンダーブレスターの基本設定
第12話から登場。
ゾフィーとウルトラマンベリアルのパワーを借りた姿。
メインカラーは赤と黒、クリスタルの色は赤色。
ベリアルのような赤く釣り上がった目と隆起した全身の筋肉、鋭く尖った爪、肩にあるゾフィーのウルトラブレスターが特徴。
フュージョンアップ時のコールは
「ゾフィーさん!ベリアルさん!光と闇の力、お借りします!!」
登場時の口上は
「闇を抱いて光となる!」
他のフュージョンアップを凌駕するパワーと防御力を持つが、闇の力を制御できずに暴走状態となり、周囲の被害を顧みない荒々しい戦いぶりで相手を倒すまで暴れ続けるため、力を託した玉響姫からも事前に
「強すぎる力は災いをもたらすこともある」
と警告されている。
ギャラクトロン戦では進路を塞ぐ形となったゼットビートルを手で払いのけるように撃墜したうえ、ギャラクトロン内部に囚われたナオミに構わずに戦いを繰り広げた結果、彼女に重傷を負わせてしまい、自身も心に深い傷を負ってしまう。
また、その戦いぶりが世間の反発を招くことになり、一時はビートル隊に警戒される事態に陥った。
第17話でナオミの言葉によって自分を信じる勇気を取り戻し、闇を恐れなくなったことで制御が可能となり、ビートル隊の攻撃を受けたものの最終的には信頼を取り戻した。
テレビシリーズに登場するフュージョンアップ形態の中で唯一無敗であったが、劇場版で初めてガピヤ星人サデスに敗北した。
サンダーブレスターのタイプチェンジに必要なアイテム
サンダーブレスターの光線・技の一覧
- ゼットシウム光線
両腕に光と闇の力を集中させた後、両手を十字に組んで右手のクローから放つ光と闇の破壊力を併せ持った必殺光線。
発射時は前面に光と闇の輪が展開し、放たれた光線は赤・黒・黄の雷を纏う。
マガオロチ、ギャラクトロン、ハイパーゼットン デスサイス(リザーバー)を倒した。
第17話でのみ技名を叫んで放っている。
- ゼットシウム光輪
右腕にエネルギーを集中させて赤黒い光輪を出現させ攻撃する。
初使用時には左腕で抑え込んだマガオロチの尻尾に対し、右手でエネルギーを貯めてから直接切りつけて切断している。
また、サイズの調節や応用も利くようで第15話では小型サイズで出現させてメリケンサックのように使用し、第24話ではマガタノオロチの攻撃を防ぐ際にも盾のように右腕を突き出して使用している。
- サンダークロスガード
技名を叫び、光と闇の力を集中させた両腕を交差させて発動する防御技。
巨大化したジャグラーの蛇心剣・新月斬波を辛うじて防ぐが、衝撃までは防げなかった。
ライトニングアタッカーの基本設定
初出はデータカードダス『ウルトラマン フュージョンファイト!』で、映像作品では『ウルトラファイトオーブ』に登場。
ウルトラマンギンガとウルトラマンエックスのパワーを借りた姿。
メインカラーは赤・黒・銀、クリスタルの色は紫。
頭部は水色のクリスタルを持つギンガのものが強調されている。
クリスタルを備えたメカニカルなボディとOとXを重ねたようなカラータイマーが特徴。
フュージョンアップ時のコールは
「ギンガさん!エックスさん!シビれるやつ、たのみます!!」
登場時の口上は
「電光雷轟(でんこうらいごう)、闇を討つ!」
ライトニングアタッカーのタイプチェンジに必要なアイテム
ライトニングアタッカーのポーズ一覧
ライトニングアタッカーの光線・技の一覧
- アタッカーギンガエックス
上空に飛び上がってから全身のクリスタルを黄色に発光させ、両手両足をX字に広げて全身から稲妻状の電撃光線を放つ。
エメリウムスラッガーの基本設定
初出はデータカードダス『ウルトラマン フュージョンファイト!』で、映像作品では『ウルトラファイトオーブ』に登場。
ウルトラセブンとウルトラマンゼロのパワーを借りた姿。
メインカラーは赤・青・黒・銀、クリスタルの色は水色。
アイスラッガーを備えたセブンの頭部にさらにゼロのゼロスラッガーが装着されている。
ボディはゼロを模しており、胸部の装甲はゼロツインシュート発動時をイメージした形状となる。
『ウルトラファイトオーブ』では、レイバトスとの決戦に備え、シャイニングフィールド内でセブンとゼロによる特訓を10年受けた結果、使用可能となる。
他の形態を上回る戦闘力を持つ。
フュージョンアップ時のコールは
「セブンさん!ゼロさん!親子の力、おかりします!!」
登場時の口上は
「知勇双全、光となりて!」
エメリウムスラッガーのタイプチェンジに必要なアイテム
エメリウムスラッガーの光線・技の一覧
- ワイドスラッガーショット
技名を叫び、セブンと同じポーズを取った後、腕をL字に組んで放つ必殺光線。
- トリプルエメリウム光線
技名を叫び、両腕を額に添えてエネルギーを貯めた後、右腕を胸元に当てながら額のビームランプから放つ緑色の必殺光線。
- オーブスラッガーショット
ハリケーンスラッシュと同じ技。
頭部左右のスラッガーと併用する形で使用する。
- 超ウルトラノック戦法
(ハイパーウルトラノックせんぽう) オーブスラッガーショットと空中に静止させた頭部の3本のスラッガーを気合とともに打ち出す。
- ESスペシウム
(エメリウムスラッガースペシウム) 腕をL字に組んだ後、右腕を真横に伸ばしてエネルギーを溜め、再び腕を十字に組んで放つ必殺光線。
発射時には光の輪が展開する。
オーブトリニティの基本設定
『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』に登場。
ウルトラマンギンガ・ウルトラマンビクトリー・ウルトラマンエックスの3人のパワーを借りてトリニティフュージョンした最強形態。
メインカラーは赤・黒・銀、クリスタルの色は水色。
頭部はギンガのクリスタル、ビクトリーのV字ラインともみあげ、エックスの耳部分を組み合わせた外見となる。
胸部のカラータイマーはOとXを合わせたもので金のV字ラインが左右に伸びている。
変身にも用いるオーブスラッシャーによる接近戦を得意とし、ウルトランスやサイバーアーマーも使用できる。
フュージョンアップ時のコールは
「ギンガさん!ビクトリーさん!エックスさん!三つの光の力、お借りします!!オーブトリニティ!!!!」
登場時の口上は
「俺はオーブトリニティ。三つの光と絆を結び、今、立ち上がる」
オーブトリニティのタイプチェンジに必要なアイテム
使用武器
オーブトリニティ専用の短剣型アイテム。
ギンガ、ビクトリー、エックスのカードをオーブリングで連続リードすると出現する。
回転のこぎり型の刃を持つ。
上部側面にあるパネルを1回スライドタッチし、円を描くように振るってから掲げてトリガーを引きオーブトリニティに変身する。
戦闘時、パネルのスライドタッチ回数に応じて異なる強力技を発動できるほか、スライドタッチ3回の後に逆手に持ち替えて柄の下部にあるブーストスイッチを押すと剣先が伸びて最強技が発動される。
非使用時はオーブトリニティの右肩に刃部分だけ装備される。
オーブトリニティの光線・技の一覧
- トリニティウムシュート
オーブスラッシャーのスライドタッチ2回で発動する技。
オーブスラッシャーから矢尻のようなV字型の光線を放つ。
- トリニティウムブレイク
オーブスラッシャーのスライドタッチ3回で発動する技。
カッター光線を連射し、その後一刀両断する。
- トリニティウム光輪
オーブスラッシャーのスライドタッチ3回とブーストボタンを押して発動する究極技。
巨大な光輪をオーブスラッシャーから発生させて放つ。
- トリニティウムシールド
両腕から発生させる虹色に光る円型のバリヤーで、八角形に変形させて敵の攻撃を防ぐ。