ウルトラマンノア
基本設定
太古より全宇宙の平和を守り続ける伝説の存在。
光の国のウルトラ戦士からもウルトラマンキング同様、「伝説の超人」と称されている。
永い時を越えて受け継がれてきた神秘の光とデュナミストの融合により誕生する光の巨人・ウルトラマンネクサスの本来の姿であり、究極最終形態(ウルティメイトファイナルスタイル)でもある。
神々しい姿と神の如き力を持ち、神業とも言える多彩な奇跡の技を仕掛けてくる最強のウルトラマン。
眩い白銀の光を身に纏い、背中に備わる伸縮自在の翼「ノアイージス」の力で時空超越すら可能にした。
下記の必殺技の他にも計り知れない力を兼ね備える。
闇の巨人・ダークザギと時空を超えた死闘を繰り広げ、ダークザギ共々次元の彼方に姿を消したが、その光は地球のデュナミストたちに受け継がれ、『ウルトラマンネクサス』最終話で主人公・孤門一輝をデュナミストとして再び姿を現し、圧倒的な強さでダークザギを葬った。
2022年時点では自らの全力を発揮した映像作品は存在せず、後述にある数多くの能力をほとんど使用していない。
また、『ネクサス』以降の作品への登場時にもその神秘性・特別性が強く押し出されている。
『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』に登場した際には、光の国のウルトラ戦士全員が力を合わせなければ行えないマルチバース(他世界宇宙)への移動をいとも容易く行える、人々の光(希望の心)を元に自らの力の一部をウルトラマンゼロへ貸し与えている。
その行動の指針として「希望をあきらめない者への支援」という姿勢が見られる。
『ULTRAMAN』では、生命の危機に晒されながらも愛する者たちを護る意志を最後まで持ち続けた真木舜一の姿がそれであり、『ネクサス』でも溝呂木愼也との最終決戦で受け継がれる光の真の意味に気づいた姫矢准、残り少ない命の中で生きる意義を見いだした千樹憐、孤門の叱咤で絶望の闇をはね除けた西条凪、そして平和な時と大切なものを失い、傷ついてもなお戦い続け、強大なダークザギとの最終決戦に挑んだ孤門一輝、という具合に一体化したデュナミストたちは最後まで希望を捨てなかった。
『ベリアル銀河帝国』では、アークベリアルに苦戦しながらも戦い続けるゼロと仲間たち、彼らを応援する人々もまた「あきらめない者」たちであり、彼らを救うために介入したノアは、皆の心の光が結集して完成したバラージの盾「ウルティメイトイージス」をゼロに授けている。
また、これらとは別にDVD-BOX『ウルトラマンネクサス TV COMPLETE DVD-BOX』では、ザギとの戦いから3年後の世界でダークルシフェルと対峙する物語『再臨-ドリームス-』が、小説として発表されている。
『ウルトラマン列伝』では、5000年前にアントラーからバラージの町を守った「ノアの神」(『ウルトラマン』第7話)について、ゼロやゾフィーが「ノアの神」「バラージ」という名称からウルトラマンノアと何か関係があるのではないかと、『ウルトラマン列伝』第39話・『新ウルトラマン列伝』第28話にて考察している。
変身者
ポーズ一覧
光線・技の一覧
- ライトニング・ノア
別名、稲妻超絶光線。
右手首に左拳を打ちつけるように腕を組み、幾重もの超絶光子プラズマを重ね合わせ、七色の光として放つノアの決め技である稲妻状の超必殺光線。
『ネクサス』最終話ではダークザギのライトニング・ザギとぶつかり合ったが、さらに強いパワーを発揮して押し戻し、ダークザギを宇宙の塵に帰した。
- ノア・インフェルノ
拳に纏った1兆度の破壊光線を拳と共に敵に叩きつける。
『ネクサス』最終話でダークザギに放った際は炎の柱を形成し、その一撃だけでダークザギを大気圏外まで抵抗を許さず吹き飛ばした。
拳一発で大気圏を突き破るインパクトは非常に強く、漫画版『ネクサス』ではこの技が見開きページで描かれている。
- グラビティ・ノア
両掌から放つ超重力波動が、相手を押しつぶして粉々に粉砕する驚愕技。
『ネクサス』最終話でダークザギが使用したグラビティ・ザギのノア版。
重力破壊光線。
- ノア・スパーク
スパークした両手から同時に発射する牽制用の光の刃。
ダークザギに両腕を接触させた状態で使用し、ダメージを与えた。
- ノア・ザ・ファイナル
ノア3大究極技の1つ。
自身の全エネルギーと引き替えに次元の狭間へ相手を封印する、最大最後の大技である。
雑誌展開ではダークザギとの最終決戦で使用し、ダークザギを自身もろともM78星雲世界から『ネクサス』世界へ戻したものの、この能力の使用でエネルギーを大幅に失ってしまい、以降『ネクサス』最終話でノアの姿に覚醒するまではザ・ネクストやネクサスという不完全な姿で戦うこととなる。
- ディメンション・ノア
ノア3大究極技の1つ。
ノアイージスから発するディメンショナルエナジーで、時空を超える能力。
この能力ゆえ、あらゆる次元のウルトラマン世界にノアはその姿を現すことができる。
ノアが姿を現したのは、『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』におけるアナザースペース。
『バトルオブドリームNOA』におけるM78星雲世界にも出現したが、下記の通り来訪者が自身の星を破壊したためにその影響により飛ばされてしまう。
- ウルティメイト・ノア
ノア3大究極技の1つとされるが、詳細は不明。