怪獣墓場
全容は明かされていないものの、その正体は宇宙のどこかにある定常的な空間の歪みとされている。
多世界解釈における複数の宇宙に跨って存在しており、M78シリーズ以外のウルトラシリーズに登場する怪獣も流れ着いて眠っている。
流れ着くのは邪悪な怪獣だけとは限らず温厚な怪獣も含まれるうえ、例え地球などの惑星内で倒された怪獣であっても、最終的にその魂はこの怪獣墓場に流れ着く。
また、流れ着くのは概念としての怪獣のみならず、宇宙人や人工物、果ては小惑星と、半ば宇宙の吹き溜まりと化している。
なお、ここに眠る怪獣たちはあくまでも魂だけの存在とされるが、何らかの理由で肉体を取り戻して復活を果たすこともあるという。
基本的には、暗闇に無数の怪獣や宇宙人たち(上記の理由から半透明)が浮かびながら静かに眠っている空間として描かれる。
そこでは計器類が正常に働かず、外部との通信も酷いノイズがかかって困難である。
グレイブゲートと呼ばれる扉のほか、偶発的に起こるウルトラゾーンもまた怪獣墓場への入り口となりえる。