来訪者

『ウルトラマンネクサス』劇中の20年前、地球に飛来した、地球から2万8000光年彼方にあるM80さそり座球状星団にある惑星に高度な文明を築いた異星人のことをこう呼ぶ。

不定形の知的生命体で、一形態としてクラゲのような形へとなる。

地球よりも遙かに発達した文明レベルを持ち、かつてスペースビーストの脅威に晒されていた自分たちの母星が光の巨人(ウルトラマンノア)に救われたことから、巨人の力を模した対ビースト用最終兵器「ウルティノイド・ザギ」(ダークザギ)を生みだしたが、皮肉にもそのザギが歪んだ自我に目覚めたことにより、スペースビーストが増殖・進化を起こし、暴走。

それによって母星が滅ぼされてしまった。

ザギとビーストを阻止すべく自分たちの母星を超新星化させて爆破したことが、それがM80さそり座球状星団の超新星爆発の真相となっている。

地球人が知ったビーストの詳細や、オプチカモフラージュ、チェスターといった兵器開発技術も来訪者たちの提供によるものである。

その後、光量子情報体となって宇宙へと四散し、その一部がレーテ維持のためにχニュートリノ・ラボラトリーの巨大水槽の底へと辿り着いた。

だが、青葉ニュータウン一帯での大規模な記憶消去によって衰弱し、そしてダークザギの復活によるビースト大量発生によって記憶消去能力も失うだけではなく、ザギ復活による絶望によって全て死滅してしまい、結果としてレーテがその制御を失った。

来訪者の死滅を知った松永もまた、絶望のどん底へと叩き落とされ、衝撃のあまり、
「地球は来訪者の星と同じ運命を辿る・・・・・」
と呟いた。