吸血植物 ケロニア
基本設定
『ウルトラマン』第31話「来たのは誰だ」に登場。
20年前に南米アマゾン奥地でゴトウ・ジロウ博士によって発見された吸血植物。
正体は、短期間で高度な科学力と知能を身に付けて独自の文明を持つまでに異常進化して怪獣化した緑色の人型生命体で、同族を増やして人類に代わる知的生命の地位を得ることで地球を支配しようと企む。
科学特捜隊日本支部へボリビア(南アメリカ)支部のゴトウ隊員に化けて潜入し、高良市に幼年期の仲間を繁殖させんと暗躍する。
体内で電気を起こすことができ、それを利用した通信機を開発している。
最大の武器である両目から放つ破壊光線は、等身大時では人間を気絶させる程度だが、巨大化状態では戦車を破壊するまでに威力が向上する。
精神感応で火を消すこともできるほか、その直後に薬品を注射して栄養補給する。
また、戦車の砲弾をも跳ね返す硬い皮膚を持つ。
言動の怪しさから科特隊に目を付けられ、二宮博士に真相を見破られて正体を現すと、自ら製作したエアシップコンビナート(飛行メカの大群)を日本に呼び寄せて総攻撃を開始し、自らも巨大化してウルトラマンと戦う。
スペシウム光線をものともしなかったが、最後はウルトラアタック光線とウルトラ念力で粉砕される。
飛来したエアシップコンビナートも、科学特捜隊とウルトラマンの活躍によって全滅させられる。
幼年期のケロニアは焼却処分されるが、劇中のアラシの話によると、細かく砕くとよく燃えるという特性から、一部は住民たちが焚きつけ(燃料)として持ち帰ったという。