古代怪獣 ゴモラ
基本設定
『ウルトラマン』第26話「怪獣殿下(前篇)」、第27話「怪獣殿下(後篇)」に登場。
南太平洋のジョンスン島(架空の島)に生息していた、1億5千万年前の古代生物ゴモラザウルスの生き残りとして発見される。
長い眠りで力が弱まっており、阪神大学(架空の大学)の中谷教授による指揮のもと、日本万国博覧会に生体展示するため、UNG麻酔弾で生け捕りにされる。
協力要請を受けた科学特捜隊のビートル3機による空輸中に麻酔の効力が切れて覚醒し、暴れだして上空2千メートルから六甲山に落下したショックで、本来の強い生命力と闘争本能が蘇る。
地中を移動して千里丘陵へ出現し、ウルトラマンとの戦いでは強力な尻尾「メガトンテール」で叩きのめすと、スペシウム光線を発射される直前に地下へ逃亡した。
その後、大阪市内に住みついたところを科学特捜隊によってマルス133とスパイダーショットで攻撃され、逃亡する。
攻撃で切断された尻尾は本体とは別に活動する。
本体はまもなく大阪城前広場に出現して天守閣を粉砕し、ウルトラマンと再戦するが、尻尾を失っていたために初戦のような強さは発揮できず、科学特捜隊と自衛隊伊丹基地の火器部隊に援護されたウルトラマンによって頭部左側の角を折られ、スペシウム光線でとどめを刺された。
「孤島での人畜無害な生息中にあったところを、人間の都合で連れ出されて倒された」という悲惨な境遇は科学特捜隊に同情され、亡骸を剥製にして万博会場に飾るとの提案がなされている。
第35話では、怪獣供養の際に遺影として写真が飾られている。