ダークファウスト
基本設定
『ウルトラマンネクサス』Episode.7「魔人 -ファウスト-」からEpisode.12「別離 -ロスト・ソウル-」に登場。
「自分はウルトラマンの影、無限に広がる闇の権化」と名乗る闇の巨人。
ウルトラマンネクサスと互角の力を持つ上、メタフィールドをダークフィールドに書き換える能力も持つ。
その一方、耐久性は低いために打たれ弱い。
Episode.7で姫矢の前に姿を現して以降、ネクサスと幾度となく交戦し、Episode.9・10ではラフレイアとの連携も見せた。
その正体は孤門の恋人の斎田リコであることが、Episode.11・12で判明。
彼女は孤門と知り合った直後に家族をノスフェルに、自身もそれを操る溝呂木に殺害され、彼の手で「操り人形」とされており、無意識にファウストに変身して、ネクサスと戦い続けていた。
ネクサスと同様、リコが変身前に負傷していた部分に対するダメージには特に弱く、変身中の負傷が変身解除後にも残存している。
溝呂木から正体を明かされたことで絶望したリコは孤門と姫矢の前でファウストに変身し、ネクサスから光を奪い去ろうとするが、意を決した孤門からディバイトガンナーによる銃撃と呼びかけを受け、僅かにリコとしての意識を取り戻す。
最後は溝呂木が召喚したノスフェルの爪から孤門を庇って致命傷を負い、リコの姿に戻った後に孤門の腕の中で光となって消え去った。
変身者
変身者について
孤門一輝の恋人。
美大生で、卒業制作のテーマ「家族の肖像」の絵を描くため、動物の家族を見るために動物園に通っている。
半年前、動物ではなく家族や子どもたちを暖かく見守る孤門に興味を覚え、幼少時のトラウマからレスキュー活動を満足にこなせないでいることから退職を考えていた孤門を励まし、恋仲になっていった。
ナイトレイダーの訓練期間を終えた孤門に鳥をモチーフとした手作りのお守り「ガンバルクイナくん」をプレゼントするなど、レスキュー隊員時代以上に悩む孤門を支えていく。
しかし、ネクサス対ラフレイアとファウストの第1ラウンドの後、知らぬ間にミッションエリアで負傷して倒れていたのを皮切りにビースト事件に巻き込まれる。
孤門に出会った日のことを思い出せないなどの記憶の欠落から、徐々に自分自身に対する不信感と恐怖感を覚え、孤門や家族に縋ろうとし、Episode.10では孤門とキスを交わすが、一向にその心中は晴れなかった。
続くEpisode.11・12にて、実は孤門と初めて会話したその晩に家族をノスフェルに、自身も溝呂木に殺されており、それ以降は溝呂木の操り人形=ダークファウストとなって、自覚の無いままネクサスやナイトレイダーと死闘を繰り広げていたことが判明した。
彼女と会話していた家族の姿は全て幻覚であり、部屋には彼女が「家族の肖像」として描いていたはずの絵が、不気味なビーストの絵となって、ばら撒かれているだけであった。
溝呂木に正体を明かされて絶望し、ダークファウストに変身して姫矢が変身したネクサスと戦うが、最後は孤門の叫びで僅かにリコとしての意識を取り戻し、ノスフェルの攻撃より孤門とネクサスを庇って致命傷を負う。
死の間際、孤門との出会いが自身と家族の命を奪ったと知ってなお、
「後悔してないよ。出会ったこと」
と語り、彼の腕の中で光になって消滅した。
彼女の死後、孤門は苦悩の日々を送り、リコの幻影を利用する溝呂木の手で闇に飲まれそうになるが、形見となったガンバルクイナ君とそこに繋がるリコとの絆が作り出した光を通じて孤門は立ち直った。
ガンバルクイナ君はこの後、Episode.24で決心を固める孤門の手の中にも登場する。
ポーズ一覧
光線・技の一覧
- ダークレイ・ジャビローム
ダークフィールドの破壊エネルギーを吸収し、正面に真っ直ぐに伸ばした腕から放つ闇の光線。
オーバーレイ・シュトロームと互角の威力を持つ。
Episode.11でネクサスにダメージを与える。
- ダーククラスター
天空に光線を放ち、巨大な闇の球を造り出す。
闇の球は敵の頭上で小さな小弾に分裂し、ダークエネルギーの弾雨を撒き散らす。
Episode.7とEpisode.11でネクサスにダメージを与える。
- ダークフェザー
腕を振り、手先からダークエネルギーの破壊光弾を敵に向かって高速で撃ち出す。
威力は低めで、主に牽制に用いられる。
Episode.7、Episode.9、Episode.11、Episode.12で姫矢やネクサスに使用するも、Episode.12でダメージを与えた他は、サークルシールドで防がれたり、アームドネクサスで弾かれたりと、あまり効果を上げることはない。
Episode.11では孤門にも放つが、姫矢の放ったブラストショットが発生させたバリアに防がれる。
- ダークフラッシャー
右腕を突き出し、衝撃波を放つ。
Episode.9で姫矢を威嚇するために連続発射する。