ダークメフィスト
基本設定
『ウルトラマンネクサス』Episode.14「悪魔 -メフィスト-」からEpisode.18「黙示録 -アポカリプス-」、Episode.24「英雄 -ヒーロー-」、Episode.32「影 -アンノウンハンド-」に登場。
闇の巨人の1人で元ナイトレイダー副隊長の溝呂木眞也と一体化している。
ダークエボルバーを用いて闇の巨人へと変身し、その際に顔に亀裂が入り、中からメフィストが飛び出すという変身プロセスを取る。
溝呂木自身の戦闘能力の高さから、ダークファウスト以上の力を有し、右腕のアームドメフィストには鉤爪状のメフィストクローを装備。
溝呂木と一体化する際に彼と会話し、「溝呂木が望む溝呂木自身」と名乗った。
ファウスト亡き後のEpisode.14で姿を現し、ネクサスと交戦する中、ノスフェルを使った作戦で孤門と姫矢に精神的なダメージを与える。
以降もネクサスやナイトレイダーを苦しめていき、Episode.24では、満身創痍でジュネッスになれないネクサスを追い詰めるものの、ネクサスがハイパーストライクチェスターのウルティメイトバニッシャーでエネルギーを補充されると戦況は一変。
姫矢が答えを見出したことから、流れはネクサスに傾いていき、互いの必殺光線の激突後、ネクサスの渾身のジュネッスパンチによって敗北する。
Episode.32で再登場した際には、人の心を取り戻した溝呂木が光の力で変身したため、メフィストクローを格納している状態となった。
ツヴァイとの戦いでは序盤では優勢だったものの、変身前に負傷していたため反撃され、追い詰められ、致命傷を受けながらもツヴァイを押さえつけ、ネクサスに
「今だ!俺に構わず討て!!」
と自分ごと撃つよう要求。
そして自分の体から金色の渦が出て、
「何をしている!それが光を得た…お前の…お前の役目だ!!」
とネクサスに伝える。
共にアローレイ・シュトロームを受けて消滅したが、最後は溝呂木の姿に戻り、凪との和解後に
「アンノウンハンドはお前たちのすぐ近くにいる」
と警告して息絶えた。
光の力で変身した際は溝呂木の顔に亀裂が入りメフィスト化する時、闇の力で変身した際の紫の渦ではなく、ネクサスに近い金色の渦になる。
変身アイテム
変身者
変身者について
Episode.11から登場した、元ナイトレイダーAユニット副隊長。年齢32歳。
元は和倉に次ぐ能力を持つ優秀なビーストハンターで、新入隊員であった凪の資質を見出し、目をかけて一人前の戦士に鍛え上げていった。
その一方で自信過剰気味でビーストへの恐怖と力への飽くなき欲望を抱いていた。
その心の闇を利用され、約1年前にビーストヒューマンが蠢く倉庫において「お前自身の望む、お前自身の姿」と称するダークメフィストと対面、闇の力との同化を遂げる。
人間の怒り、恐れ、悲しみなどの負の感情に触れることを楽しみ、デスゲームと称してビーストを操り、人々を弄んだ。
Episode.24では、生身の状態で凪以外のナイトレイダー全隊員を圧倒した他、Episode.32でTLTに拘束された際も格闘戦で一般隊員を圧倒して脱走している。
ダークメフィストと一体化する前のナイトレイダー時代から性格は過激な面があり、上司の和倉をも呼び捨てにしタメ口を聞いていた。
ただし、突入に際して、バックアップを要請するなど、単なるワンマンではない姿も見せていた。
リコの運命を玩び、リコの死後は彼女の恋人である孤門をリコの幻影や様々な特殊能力と悪辣な手で苦しめてリコのように配下にしようとしたが、自分の力を過信していた上に手口が陰湿すぎたため、結果的に孤門を精神的に強くしてしまう。
人の心を弄ぶ一方、自身は凪に想いを寄せており、ダークメフィストと一体化した後も未練がましく彼女に執着していたが、これまでの経緯と所業が災いして完全に拒絶されてしまう。
終焉の地でネクサスを葬り去り、その光を手にいれようとするが、ジュネッスに敗れ、姫矢と共に消息不明になる。
その後、Episode.29で記憶を失った状態で姿を現しその身柄をTLTに拘束された。
記憶喪失状態の溝呂木は以前のような狂暴性はなく、行動を共にしていた理子に危害を加えようともしなかった。
Episode.32で松永による人体実験の反動で記憶が蘇るがそれと同時に自分もまたアンノウンハンドの操り人形だったことに気づき改心する。
自分のしたことへの償い(山邑理子への謝罪)をしようとするが、闇の力を手にした三沢により背後からダークエボルバーで撃たれて負傷するが、憐が変身したネクサスがツヴァイに苦戦する中、光の力でダークメフィストに変身してジュネッスブルーに加勢しダークメフィスト(ツヴァイ)と戦い、三沢の暴走を止め、最初は有利だったが次第に追い詰められ、致命傷を負わされるもダークメフィスト(ツヴァイ)を抑え我が身を犠牲にして勝利をもたらす。
人間体に戻った後、アンノウンハンドが凪たちのすぐ近くにいることを警告し、償うなら人間として生きるべきだと凪に諭されるが静かに息を引き取った。
ポーズ一覧
光線・技の一覧
- ダークレイ・シュトローム
両腕を交差し、アームドメフィストを組みあわせて発射する一気に全ダークエネルギーを放出する強力な破壊光線。
オーバーレイ・シュトロームと互角の威力を持つ。
Episode.24で使用、空中でオーバーレイ・シュトロームと激突し、巨大な対消滅爆発を起こす。
いわゆるウルトラマンの十字に組んで放つ光線とは、手が左右逆になっている。
- ダークレイクラスター
巨大な闇の球を造り射出する。
闇の球は小さな小弾に分裂し、敵目がけて弾雨を降り注ぐ。
Episode.24で使用、1発目はサークルシールドで防がれ、2発目は発射前にハイパーストライクチェスターのミサイル攻撃で妨害される。
オーバーレイ・シュトロームとダークレイ・シュトロームの激突による対消滅爆発の中で、メフィストが次に放とうとした技もこれだと思われるが、放つ前に突進してきたネクサスのパンチに阻まれる。
- ダークレイフェザー
三日月型の光線を腕から放つ。
連射が効き、主に牽制などに用いる。
Episode.24で使用、地上のナイトレイダーを牽制し、ハイパーストライクチェスターにダメージを与え、ウルティメットバニッシャーを相殺する。
- メフィストショット
メフィストクローから黄緑色の強力光弾を放つ。
Episode.14でネクサスに使用するも回避される。
- ハイパーメフィストショット
メフィストクローから放つより強力なメフィストショット。
高い爆発力を誇り、闇弾として赤黒くなっている。
Episode.24では7連射するもスピルレイ・ジェネレードで撃ち返される。
- ダークグレネード
右手にエネルギーを溜めて作り出す、爆発性の強い強力光弾。
メフィストクローを装備していない状態でも使用可能。
Episode.15でボードレイ・フェザーをかわした後に使用、空中のネクサスを撃墜する。