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1960~1990年代前半
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イーヴィルティガ

基本設定

『ウルトラマンティガ』第44話「影を継ぐもの」に登場。

熊本でティガの巨人像と同様の石像を見つけたマサキ・ケイゴが、ダイゴのスパークレンスを奪って光遺伝子コンバーターの力で無理矢理変身した結果、悪の巨人になった姿。

声はティガより野太くカラータイマー音も異なり、タイプチェンジはしない。

石像はサイテックビル地下神殿に保管されていた。

本来は超古代文明で光の巨人として戦っていた戦士で、サイテック・コーポレーションが流した音声では自身を「進化した人類」と呼称し、
「愚かしい旧人類は自身に導かれることだけが生き残れる道だ」
とも発言するが、これはマサキ・ケイゴの意思によるものである。

ホリイ曰く「自分の心が巨人の力に負けて」しまったため暴走。

制止しようとしたガーディーを倒し、駆けつけたティガの怒りを買ってそのまま一騎討ちになる。

マサキ・ケイゴが身につけていた格闘技で一進一退の攻防を展開するも、最後はウルトラブレーンチョップで大きいダメージを受けたところに、セルチェンジビームとの複合で粒子状にしたゼペリオン光線を受けて倒され、光の粒子状になって消滅する。

マサキ・ケイゴは発狂したまま解放されており、TPCに拘束される。

この巨人に変身するためにマサキ・ケイゴが培ったデータは最終回でティガの復活に使われたが結局は失敗する。

消滅した巨人の残骸はTPCによって回収されるが、ネオフロンティア時代で『ウルトラマンダイナ』の人造ウルトラマン テラノイドの石像を造るために利用されてしまう。

変身アイテム

スパークレンス

変身者

マサキ・ケイゴ

変身者について

天才物理学者にして宇宙開発の主力企業・サイテック・コーポレーションのCEO。

第44話のTPCデータベースより、1982年7月31日生まれ、出生地は鹿児島県、身長178cm、体重62kg、血液型B型であることが判明している。

傲慢な性格で超能力などの神秘的な力を「くだらない」と軽蔑しているが、実は努力家。

その才能は同じく天才と呼ばれているヤオ博士をもってして「君のひらめきは素晴らしい」と高く評価されている。

ホリイによれば、高校生のころから「天才」と呼ばれており、コンピュータソフトで頭角を現していたとのこと。

頭脳明晰である上に身体能力も高いらしく、ダイゴからスパークレンスを奪う際は格闘技で圧倒している。

ダイゴと同じく超古代の遺伝子を受け継いでおり、その事実にいち早く気付いた後は独自に超古代文明と光の巨人についての研究を行っていた。

巨人の存在意義について「人類の進化を強制的に導くこと」と解釈しており、やがて素質と才能がある自分こそが光の巨人となることで人類を導く指導者、ひいては神となるという野望を目論むようになる。

そして、タンゴ・ユウジ博士を口車に乗せてサイテック本社にティガの地の石像の破片を収めた「アーク」を移送させてウルトラマンのコピーを作ろうと画策した上、巨大ロボットゲオザークを使って熊本の地下神殿にある石像を発見してサイテック本社地下施設に移送。

さらにダイゴのスパークレンスを奪い、自らが開発した光遺伝子コンバーターを介して石像に光となって宿ることによって、遂に自身が望んでいた光の巨人・イーヴィルティガになるが、その歪んだ精神が巨人の力を制御しきれなかったことで暴走する。

最終的にティガによってイーヴィルティガが倒された後、TPC警務局に拘束された。

最終話でティガの光の構造を解明していることから、一時的に釈放されてティガ救出作戦に協力したが、ガタノゾーアによって彼の搭乗していたマキシマ・コンバーターユニットごと海底に沈む。

だが、終盤で救出されて生還した。

なお、マサキによる光の巨人の研究データとイーヴィルティガの残骸はTPCによって回収されており、後にTPCによる人造ウルトラマン計画「F計画」とそれによって建造されたテラノイドに利用された。

ポーズ一覧

光線・技の一覧

イーヴィルショット

黒色の必殺光線。

両手を引いてから大きく広げてエネルギーを集約し、狭めながら交差させて両手を逆L字に組んで左腕全体から発射する。

エネルギーを集中させる時から発射まで全てのポーズがティガと正反対となっている。

戦闘終盤ではエネルギー不足により不発に終わる。

イーヴィルビーム

右拳もしくは両拳から放つ紫色の手裏剣光弾。

ビルを次々と破壊し、ガーディーにこれで止めを刺す。