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1960~1990年代前半
1990年代後半
2000年代
2010年代以降

ダークザギ

基本設定

邪悪なる暗黒破壊神と呼ばれ、冥王ダークザギダークサイドノアという異名も持つ全身黒色の禍々しき姿の巨人で、ウルトラマンノアに相似するボディの体色は、漆黒と赤いラインが走っており、ノア・イージスがなく、胸にはノアと同様のY字形のエナジーコアが存在する。

ノアの究極技・ノア・ザ・ファイナルによってノアとともに次元の彼方へと姿を消した。

設定上は不死身とされる。

その正体は20年前に地球にやって来たM80さそり座球状星団の異星人「来訪者」が、スペースビーストを駆逐するために造り上げた対ビースト用最終兵器人造巨人・ウルティノイド・ザギで、かつて母星をビーストから救った光の巨人(ウルトラマンノア)を模して造られており、そのためウルトラマンノアと似た姿になっている
→ウルティノイドとは

他の生物を取り込む(捕食する)ことで進化するスペースビーストに対抗するため、自己進化プログラムを組み込まれている。

しかしその結果歪んだ自我に目覚め、「光の巨人の模造品」と自覚するようになり、それを越えようと倒すべきビーストを逆に進化・増殖させてしまい、自らがビーストを支配する頂点となって暴走していった

その脅威に対応出来なくなった来訪者たちは、最後の手段としてザギを自分たちの母星ごと爆破、その結果起こった超新星爆発が地球でのビースト発生の発端となる

後に地球へ飛来し、復活の時を待ち続けた。

クロムチェスターδの攻撃も全く受け付けず、ジュネッス、ジュネッスブルーをも遙かに凌駕して寄せ付けない超戦闘能力を有するものの、ネクサスの真の姿であるノアの前に敗れさり、宇宙の藻屑と化した。

変身者

石堀 光彦(いしぼり みつひこ)

変身者について

ナイトレイダーAユニットの隊員で、年齢29歳。

アナライズ担当で、生物兵器や細菌などにも精通している。

隊歴は副隊長の凪よりも長い。以前は東京都警に所属していた。

状況分析を担当し、有能ではあるが思慮深く決して前に出しゃばることなく任務をこなす、縁の下の力持ちタイプ。

ハッカーとしても水準以上の能力を持ち、TLT北米本部から5年前の新宿大災害の隠された真相に迫るほどの腕を見せる。

Episode.35では、一人コマンドルームに残って基地システムをジャックし、多数の一般隊員たちを相手に完璧なオペレートでナイトレイダーを誘導して、反乱を全員無傷で成功に導いている。

孤門や詩織にとっては先輩ではあるが、先輩風を吹かせることなく2人と接していた。

Episode.EXでは、失恋の悲嘆から無理に明るく振舞おうとする詩織の心中を察し、
「我慢は身体に毒だぞ」
と慰めの言葉をかけている。

その正体はアンノウンハンド=ダークザギで、18年前に来訪者研究チームの一員である研究者・山岡 一(やまおか はじめ)の体を奪い、さらに石堀光彦という別人の戸籍を奪っていた

山岡の肉体にダークザギの情報を含んだビースト因子が憑依した後、デュナミストの素質があった凪に憎しみを植え付けるべく彼女の目前で波を惨殺する。

そして山岡の知人全員の記憶を操作して石堀としてナイトレイダーに入隊し、溝呂木を洗脳しリコを傀儡化。

最終的にはTLTすら利用して本来の姿と力を取り戻すために暗躍していた。

なお、前半はビーストの指揮権を溝呂木やリコに一任していたのか、危うく殺されかかる状況に陥ったこともある(その時点で自らに襲い掛かるビーストの制御が出来るのかは不明)。

Final Episodeにおいて、凪にネクサスの光が受け継がれたのを機に本性を現す。

詩織を躊躇なく撃ち、孤門や凪の攻撃を軽くいなしてレーテの前に彼らをおびき寄せる。

そして凪に母親を殺害したことを告白し、彼女を怒りのままに変身させてその光を闇に変換して吸収、ダークザギとして豹変し、復活を遂げた。

石堀の姿でも衝撃波や銃弾を素手で防ぐなど、特殊能力を使用している。

デュナミストおよびその候補をリストに纏めており、孤門のことも警戒し、傀儡化もしくは葬ろうとしたが、最終的にはデュナミストになった孤門がノアに変身したことで、自身が敗れ去ることになり死亡した。

ポーズ一覧

光線・技の一覧

ライトニング・ザギ

ノアのライトニング・ノアとは左右対称のポーズで放つ赤黒い色の必殺光線。

雑誌展開ではライトニング・ノアと同等の威力であり、『ネクサス』最終話では新宿都市街を広範囲に破壊するが、ライトニング・ノアとの押し合いに敗れ、そのまま倒される。

ライトニング・ノアとは発射までのポーズが違い、光線を発射するまでの溜めと間が少ない。

なお、新宿都心破壊のシーンで放つ際は右手のみで放つ。

『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』でも使用し、ギンガのギンガクロスシュートと押し合いを演じる。

グラビティ・ザギ

両拳から超重力光線を放つザギ版グラビディ・ノア。

『ネクサス』最終回でジュネッスブルーを追い詰めるも、人々の声援を受けコアファイナルを発動させたネクサスに打ち払われる。

『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』でも使用し、ギンガにダメージを与える。

ザギ・シュート

握り拳から強力な光弾を発射するザギ版ノア・シュート。

『ネクサス』最終回で使用、クロムチェスターδを撃墜し、ネクサス(アンファンス)を吹き飛ばす。

ザギ・リフレクション

円形のバリヤーを体の前面に張るザギ版ノア・リフレクションで、敵の光線や光弾などを跳ね返す能力も持つ。

クロムチェスターδのミサイル攻撃を防ぐ。

ザギ・インフェルノ

腕に暗黒の炎を纏って相手に叩きつけるザギ版ノア・インフェルノ。

ザギ・スパーク

腕から牽制用の光の刃を放つザギ版ノア・スパーク。

ザギ・ブリザード

ザギ版ノア・ブリザード。

暗黒波動の雪嵐で相手を芯まで凍らせる。

ダークネス・ザギ

ザギ版シャイニング・ノアで、体から放つ闇で相手を吸収する。

ザギ・ウェーブ

手から放つ闇でビーストを解放し、傷ついたビーストを回復させる。

ザギ版ノア・ウェーブ。

『ウルトラマンF』ではダメージを負ったメフィストとファウストを回復させた。

ザギ・ギャラクシー

ノア・ギャラクシーのザギ版で、暗黒波動で集めた隕石群を操る。

『ウルトラマンF』で使用したが、ザギの情報を得たウルトラマンFによって模倣され、相殺された。

ザギ・ザ・ファイナル

ザギ版ノア・ザ・ファイナルで、自身の体の全暗黒エネルギーを放出して、全ての光を闇へと還元、もしくは変化させる。

ただし、本来のノア・ザ・ファイナルとは効果が著しく異なる。

ダークフィールドG

ネクサスのメタフィールドを無効化する強力な暗黒時空間ダークフィールドGを展開する。

ダークフィールドGの中ではスペースビーストの能力は増幅され、逆にネクサスは力を充分に発揮できない。

また離れた場所で任意に展開することも可能で、倒されたビーストの回復や強化再生さえも可能にする。

『ウルトラマンネクサス』本編では、姿を見せないアンノウンハンドとしてネクサスとスペースビーストの戦闘に介入してフィールドを展開するが、ダークザギ自身がフィールドを展開する描写は見られない。

本編以外では、PS2ゲーム『ウルトラマンネクサス (プレイステーション2版)』のEpisode「冥王 -ザギ-」ではダークザギが両手を上げてフィールドを展開する描写が見られる。

ビーストを出現させるアンノウンハンドは人間時でも展開でき、ブラストショットによる一撃をブラックホールのように吸い込むだけでなく、送り返す能力も見せる。